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  • UPDATE: 2021.10.27
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Vol.4694【Indian Jewelry:Pat Pruitt】


様々なアーティストのジュエリーを展開する当店のショーケースの中でも、

『Pat Pruitt』のジュエリーは一際異彩を放つ、無視できない存在です。

彼が手掛けるブレスレットが、心地良い違和感を纏って入荷して参りました。

Indian Jewelry:Pat Pruitt



一見した時の率直な感想は「インディアンジュエリーらしくない」。

通常シルバーやターコイズなどの伝統的な材質を用い手作業によって形どられるインディアンジュエリーですが、

彼の作品にはそれらが使用されません。

マットで鈍い光沢を放つ作品群はステンレスやジルコニウムといった、工業的なイメージを持つものばかり。

更には機械工学を学んだ経験から、機械やレーザーを利用してデザインを実現する製法もまた異質です。


今回入荷してきた二種のブレスレットもまさに彼の作品らしい仕上がり。

ステンレスをツイストさせ特徴的な模様を刻印したモデルに、

2本のジルコニウムをねじり合わせた、インディアンジュエリーでは珍しい黒単色のモデル。




ステンレスに入った刻印は彼の出身である、ラグーナ族の伝統工芸「壺」のデザイン。

インディアンジュエリーの常識を破壊する革新的な物作りの背景に、

彼自身が持つインディアンとしての誇りやプライドを覗き見ることができます。


ジルコニウムタイプは刻印のないソリッドな印象で、

秋冬のダークトーンな装いを埋めるピースになってくれそうな予感が。

どちらも硬度が高く加工が困難な材質な筈ですが、

妥協のない美しい刻印とツイスト加工には彼の職人としての魂さえ感じます。

是非、お試しください。






※コロナウィルスへの対策といたしまして、ご来店の際はなるべくマスクの着用をお願い致します。

また店内には消毒用のアルコールを設置しておりますので、ご自由にご利用ください。


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