Top > doo-bop : Nakajima

Frame France 50’S blkフレーム


苦戦してる。
この牙城には、手を出してはいけなかったのかも。
でも、ケースを300個作ったから、そうも言ってられない。
どうにかしねーと。
今は、どうしたら刺さるのか考えてる。
不必要なもの、結構売ってきたから
カーテンの裏側にヒントはあるはず。





世界的コレクターのドアを叩く。
ちょっと在庫減ったのかな?
まぁ、とりあえずいつもの質問
「何かお勧めありますか?」
暫し沈黙。
裏で、ゴソゴソしてる。
「黒どうですか?」
マジで!!!
フランスでは、悪魔の色とされ
フレームフランス界では、まず出ないと言われる黒フレーム。
50’sのウエリントンが3本、目の前に。
おそらく、気を使ってくれたんだろう。
買い付けに来る間隔が空いたから、苦戦してるのバレちゃったかな。
3本イキたい気持ちを抑えて、2本に。
長いお付き合いしたいし、お互いに大人だからね。
70年前に、このようなメガネを作ってたんだ。
ロマンあるわ。


doo-bop Shop Blog

週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。


Vol.4301【Frame France Fair Start】

 

※明日24日は金曜日ですが、今週は営業しております。

 

いよいよ始まりました、Frame France Fair

初日から多数のご来店、ありがとうございました。

これだけの物量で、質の高いビンテージメガネを見る体験はなかなか出来ないので、

気になっている方はぜひ遊びに来てくださればと思います。

こちらのイベントは26日の日曜日までの開催です。

 

 

DSCF1809

 

 

並んでいる全てのメガネには、1本1本個性があります。

例えば『ブラウンのParisian』といったカテゴリーで見てみても、

生地の色味や柄の入りかた、フレームの微妙なカーブなどが1本毎に異なり、

それによって自分だけの1本を探すという楽しみが生まれます。

 

 

DSCF1825

 

 

ローズやシャンパンのようなクリアカラーには、ブラウンやグリーンのレンズを入れてみると、

抜群に格好の良い雰囲気に。

Frame Franceをサングラスとして身に着ける、洒落ています。

 

 

DSCF1838

 

 

細かなところまで見れば見るほど感心させられ、魅了されてしまいます。

百聞は一見に如かず。その目でご覧になってください。

 

 

DSCF1843

 

 

7月25日(土曜日)から7月27日(月曜日)までの期間、

パンサーさんによる旅する洋服屋、『THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB』がやってきます。

海外で集めたキャップやプリントT(かなりのレア物も)、

そしてニューヨークのブランドである『SCOSHA』のアクセサリーなど、今回も見応えたっぷり。

また25日の13時からは、四条に位置する酒呑みの為のご飯屋さん、『MAKOSHOP』さんにお越しいただきます。

お酒に加え料理の販売も行っていただきますので、飲んで食べて洋服を見て、楽しい時間をお過ごしください。

 

 

【Event】

Frame France Fair

1

 

 

【Column】

THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB

DSCF8139

 

 

【Column】

Frame Franceについて語る

DSCF9339

 

 

【Roots】

NORIEI : PENNY LOAFER

1

 

 

【New Arrivals】

AMIACALVA:BACKPACK – Black / 22,000 YEN

SASSAFRAS:Whole Tool Bag – Black / 13,200 YEN

SASSAFRAS:Whole Tool Bag – Olive / 13,200 YEN

Needles:C.O.B. Classic Shirt – R/Pe Velvet / Pt. – Purple/Marble / 31,900 YEN

Needles:C.O.B. Classic Shirt – W/N Melton / Pt. – Brush Black / 33,000 YEN

 

 


Vol.4300【Frame France:Crown panto】

 

いよいよ明日からは『Frame France Fair』。

イベントページ、並びにコラムページはご覧いただけましたでしょうか。

前もって気持ちを昂らせておくことで、よりイベントを楽しんでいただけると幸いです。

 

本日ご紹介するFrame Franceは、

先に紹介した『Parisian』と並んでフランスらしいと言える『Crown panto』。

70年前にフランスで流行したモデルを今身に着けるということに、妙な感動を覚えます。

 

 

DSC_6132

 

 

丸みのある玉型に、削ぎ落とされたかの様な上部フレーム。

ボストン型を意味する『panto』、そして一直線にカットされたデザインが王冠の様に見えることからこう呼ばれています。

FRAME FRANCEと言えばこの形を想像する方も多く、憧れを抱くモデルです。

ですがそれだけに、近年は数が減少し、貴重になりつつあります。

 

 

DSC_6142

 

 

クラシックな雰囲気に加え、現代のスタイルにも馴染む懐の深さがあり、

メガネという顔周りのアイテムでありながら、スタイリング全体を1つ格上げしてくれる存在です。

 

 

 

DSC_6156

 

 

長い年月を共に歩むことが出来る『相棒』の様な1本を、見つけてください。

 

 

 

【Event】

Frame France Fair

1

 

 

【Column】

THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB

DSCF8139

 

 

【Column】

Frame Franceについて語る

DSCF9339

 

 

【Roots】

NORIEI : PENNY LOAFER

1

 

 

【New Arrivals】

Needles:Scarf – Silk Crepe / Papillon – Purple / 11,000 YEN

Needles:Tenugui Bandana – Papillon / 2,750 YEN

Needles:Tenugui Bandana – Paisley / 2,750 YEN

South2 West8:Tenugui Bandana – Target & Skull – Brick,Green / 2,750 YEN

 

 

 


Vol.4299【Frame France:Avant-garde】

 

本日の21時から、イベントに向けたインスタライブを行います。

Instagramの飯田さんとdoo-bopのアカウントで放送するので、覗きに来ていただけると嬉しいです。

 

Frame Franceの中にはAvant-garde(アヴァンギャルド)とカテゴライズされるモデルがあります。

前衛的という名前の通り、ベーシックなスタイルから飛び出したユニークな形状。

今なお、新鮮に映ります。

 

 

DSC_6106

 

 

Avant-gardeは主に芸術の世界で使われる言葉なのですが、

メガネがファッションとは無縁だった1940年代、50年代にこれらの形が生み出されたのは、

まさに職人の芸術魂によるものです。

『道具』としてのメガネには求められることのない、美を表現するためのカーブやカッティング。

1930年代にはほとんど丸メガネしかなかったにも関わらず、

ここまでアーティスティックなモデルが次々と生み出されていったことに驚きを隠せません。

 

 

DSC_6117

 

 

そしてさらに感心させられるのが、ただ奇抜なデザインではないということ。

恐る恐るかけてみると、これがスッと顔に馴染むのです。

(もちろんその人のキャラクターによっては合う、合わないがあります)

前衛的ではあるけれど、『人が身に着けるものである』という点はきちんと押さえられています。

 

 

DSC_6113

 

 

一度こちら側に来てしまうと、ベーシックなモデルでは満たされなくなる危ない魅力もあります。

それでも一歩、踏み込んでみてください。

 

 

 

【Event】

Frame France Fair

1

 

 

【Column】

THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB

DSCF8139

 

 

【Column】

Frame Franceについて語る

DSCF9339

 

 

【Roots】

NORIEI : PENNY LOAFER

1

 

 

【New Arrivals】

South2 West8:Caps

 

 

 


Vol.4298【Frame France:Parisian】

 

昨日アップした飯田さんのコラムでも最後のほうにお伝えしておりましたが、

明日の21時から、イベントに向けてインスタライブを行います。

Instagramの飯田さんとdoo-bopのアカウントで放送するので、覗きに来ていただけると嬉しいです。

 

飯田さんのイベントも楽しみですが、こちらもとんでもなく濃い内容。

ここまでビンテージのメガネが並ぶことはまず無いので、その迫力には本当に圧倒されてしまいます。

60本もあるとデザインも多様ですが、その中でも特にフランスらしい形が本日ご紹介する『Parisian』。

入り口としてはもちろん、到着点としても、ここは押さえておきたいところです。

 

 

DSC_6085

 

 

大きな括りでは『ウェリントン型』となるのですが、基本的に長方形のウェリントンと比較して高さがあり、

レンズの上幅よりも下幅が狭くなっているのが特徴です。

この独特の形状は世界中を見渡してもほとんどフランスでしか見ることが出来ず、

『Parisian』の名の通り、まさにFrame Franceを代表する型の1つと言えます。

 

 

DSC_6090

 

 

知的で落ち着いた印象を受けるフレームは、日本人の顔にとてもよく馴染みます。

メガネとしてもサングラスとしてもバランスよく纏まり、

洋服のテイストを選ばずに身に着けることが出来る、オールラウンダーな1本。

 

 

DSC_6095

 

 

この年代の生地は発色の良さや透明感、そして『ぬめり』のある艶と、

とにかく目が吸い寄せられてしまう魅力を持っています。

ハニーアンバーと呼ばれるハチミツの様な優しいブラウン、

静かに個性を演出してくれるクリスタル、

サングラスにしたときに抜群の雰囲気を出してくれるローズなど、どの色も美しい輝き。

さらに例えばクリスタルであっても、本当に無色のものから黄色がかっているもの、青味のあるものなど、

微かな差ですが掛けたときの印象ががらりと変わる違いがあったりもします。

 

 

DSC_6098

 

 

毎回言っているような気もしますが、本当に気になるものはとことん試してみてください。

そうすることで、満足しかない1本に出会えます。

 

 

DSC_6101

 

 

 

 

 

【Event】

Frame France Fair

1

 

 

【Column】

THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB

DSCF8139

 

 

【Column】

Frame Franceについて語る

DSCF9339

 

 

【Roots】

NORIEI : PENNY LOAFER

1

 

 

【New Arrivals】

Hender Scheme:one side belt bag small – Navy / 24,200 YEN

Needles:Track Jacket – Poly Smooth – Charcoal / 28,600 YEN

Needles:Track Pant – Poly Jq. – Papillon / 22,000 YEN

 

 

 


Frame FranceとTHE ONE FIN & FOUR WHEELSとSCOSHA

さぁ、夏ってきましたよ。

楽しいのをバンバン企画していくのが夏。

控えめにしようと思っても盛り上がるのも夏。

そして、また怒られるであろうと分かっていてもしてしまう夏。

今年もそんな夏になるように、23日からの連休にいろいろと仕込みましたよ。

 

 

image0

 

 

仕込み第一弾は、Frame France。

40’s~50’sのフランス製デッドストック眼鏡を60本ほど即売します。

Frame Franceを気にしている方は、来るべきです。

一度に、ここまで見比べる機会はそうないですし、

23日は、speakeasy代表山村氏来てくれます。

何十万本と見てきた山村さん、このモデルのここがポイントや

この仕様だからいいなど、マニアックな話を一緒に聞きましょう!

 

 

image1

 

 

そして、25日~27日はあのうるさいヤツが来てくれます。

一年半振りになるので、テンション高目。

屋号は、『THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB』での参戦で

capとT-shがメインで、限定アイテムも仕込んでます。

現在、SCOSHAの営業のお手伝いをしているらしいので

そちらも見てあげてくださいね。

25日はお酒、ジュース、食事担当でMAKO SHOPも参戦。

MAKO SHOPに関しては、21日21時頃よりインスタLIVEでも

ご紹介しますね、

とりあえず、23日、25日はアツい!!!

そして、21日21時からのインスタLIVEはよろしくです。

 

 

image2

 

doo-bop Shop Blog

金曜日以外更新中です。是非ご覧ください。


Vol.4297【イベントに向けて】

 

来週の連休には、とても楽しみなイベントが控えています。

先日の【Column】、並びに本日公開した【Event】でお伝えしている通り、

23日から26日の4日間は、60本ものFrame Franceが。

そして25日から27日の期間は、飯田さんによる旅するお店、

『THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB』がやって来ます。

(こちらについては本日の【Column】をご覧ください)

とにかく濃い週末になることは間違いないので、ぜひ遊びにいらしてください。

 

 

DSCF0976

 

 

そんな来週末に向けて準備を進めている中、イベント用のFrame Franceがさっそく到着し、

検品をしながら「あれがいいかな、これがいいかな」と物色しています。

 

40年代、50年代の特徴である生地の美しさや、完成されたフォルム。

そしてメガネがまだファッションアイテムとして扱われる前だったのにも関わらず、

今見ても前衛的に映るデザイン性を持ったモデル。

本当に1本1本、じっくりと眺めたくなる魅力を放っています。

 

 

DSCF0984

 

 

今回の『Frame France Fair』では、入門用としてもお勧めの、

比較的手に取りやすいプライスのものを多数取り揃えております。(5万円~10万円)

もちろん中には40年代のスペシャルなピースも…。

前から気になっていて、この機会に挑戦してみたいという方、

既にこの世界にどっぷりと浸かってしまっている方。

皆さんが喜んでもらえると思いますので、足を運んでいただけると幸いです。

 

 

DSCF0990

 

 

最後に、初日となる23日の木曜日には、『SPEAKEASY』の山村さんにお越しいただきます。

日本一Frame Franceを見てきたと言っても過言ではない、この世界の第一人者。

そのマニアックで面白いお話を、お楽しみに。

 

 

【Event】

Frame France Fair

1

 

 

【Column】

THE ONE FIN & FOUR WHEELS CLUB

DSCF8139

 

 

【Column】

Frame Franceについて語る

DSCF9339

 

 

【Roots】

NORIEI : PENNY LOAFER

1

 

 

【New Arrivals】

Needles:New Arrivals

 

 


Frame France Fair

 

本物が持つオーラに、ただ圧倒されます

1940年代、50年代を中心としたフレンチビンテージメガネ、『Frame France』

それらを60本取り揃え、初となるフェアを開催いたします

この宝物の様なメガネを、その手に取ってみてください

 

 

1

 

 

 

【Date】

07.23(Thu)~ 07.26(Sun)

 

初日となる23日には、ビンテージアイウェア専門店、『SPEAKEASY』から山村さんにお越しいただきます

深い知識による非常にマニアックで魅力的なお話をお楽しみください

 

 

【Comtents】

『Frame France』の即売会を開催します

70年から80年前に作られた、現行のものとは一線を画すオーラを放つフレーム

それは色であったり、艶であったり、または音であったり

これまで『良い物』に触れてきたことのある方であれば、間違いなくその違いに気が付きます

 

 

 

DSCF9544

 

 

 

当時の職人の『美意識』、そして『探求心』によって生み出されたフレームは

どれもその美しさに息を呑みます

鋭いカッティングや滑らかな曲線、銀で作られた蝶番など

細部に至る作り込みの凄さが、ここまで私たちを感動させるのです

 

 

 

DSCF9424

 

 

 

インディアンジュエリーと同じように、全く同じものは二つとない

一点ものであるが故の特別な存在

この出会いを、大切にしてください

 

 

 

DSCF9708

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


7月23日~はFrame Franceたっぷりでお待ちしております。

7月23日からの4日間、doo-bopに注目です。

先日更新しました【Column】ページはご覧いただきましたでしょうか。

 

IMG_8296

 

満を持して、と言いますと大層ですが、初のFrame Franceのイベントです。

おおよそ70~80年ほど前につくられたデッドストックフレームたち。

誰にも掛けられることなく、長い時を超えて現代の僕たちと出会う。

考えるだけでワクワクしてきました。

 

IMG_8294

 

セルロイド特有の艶、ハンドメイドならではの個体差、

見るほどにどんどん引き込まれていくのが分かるはずです。

オーラというと安っぽい言い回しですが、

力のあるアイテム特有の『出ている』感じがスゴいです。

 

IMG_8293

 

ヴィンテージフレームですので、語れるウンチクや背景はたっぷりございますが、

眼鏡は顔の一部とも言えるアイテムです。

着用された際のシックリ感を頼りに良い一本と巡り会ってください。

 

23日に関しましては、ご存じの通り、

SPEAKEASY 山村様にお越しいただきます。

魅力を聞いてみたい方、ご都合つきましたら是非23日にお待ちしております。

 

そして今週は変則スケジュール。

24日金曜日も通常通り11時~20時まで営業しております。

(Frame Franceイベントは26日までです)

 

実は今イベント、初Frame Franceをご検討されていらっしゃる方へも

ご提案しやすいプライスで取り揃えております。

メインとなるプライスは40,000~75,000円となります。

 

ご興味もたれましたら、お待ちしております。

 

doo-bop Shop Blog

金曜日以外更新中です。是非ご覧ください。

 


Frame Franceについて語る

 

満を持してと言ったところでしょうか。

7月23日から7月26日の期間、60本を超える『Frame France』が当店に並びます。

さらに23日には、『SPEAKEASY』の山村さんがdoo-bopにやって来ます。

そんな一大イベントに向けて、あらためてメガネについて語っていただきました。

 

 

DSCF9339

 

 

中島:どうしましょう。どれを題材にしたほうがやりやすいとかあります?

 

山村:どれがいいですかね。まずはシンプルなパリジャンでいくのがいいのかな。

 

中島:はい。となると…。

 

山村:あ、この辺とかいいかもしれないですね、40年代。

 

中島:今パッと手に取らはったやないですか、なんでそれ手に取らはったんですか?

僕、この辺違うんかなと思ったんですけど…。

 

山村:まあパリジャンらしいと言うと、これが1番パリジャンらしいかなって。

 

中島:どの部分を見てそう感じてはるんですか、それは?

 

山村:このシェイプですよね、この玉型(レンズの形)というか。

何て言うんですかね、パリジャンってウェリントンなんですけど、正方形に近いウェリントンで。

ちょっとここが山になってる。

 

中島:ああ、はいはいはい。

 

 

DSCF9332

 

 

山村:これが、非常にパリジャンぽいレンジですね。

よく言うウェリントンは長方形なんですよ。

ちなみに本来は『台形』って意味なんです、ウェリントンって。

 

中島:え、そうなんですね。

 

山村:ああ、これが『ザ・ウェリントン』っていう感じですね。

ほら、底辺と上底の長さがほぼ変わらない。若干短いぐらいかな。

だからまあ、『ザ・パリジャン』っていう形はこっちになるかなと。

あ、この辺もそうですけどね。こっちはちょっとフレームの造りが特殊で、

こういったところが肉厚になってるんですよ。比べていただくと、多分すぐ分かると思う。こっちは薄い。

 

中島:うわ、ほんまや。

 

 

DSCF9352

 

 

山村:ちょっと分厚いんですよ。だからフレーム幅が出るんですけど、その割にレンズ径が小さい。

ちょっとパンダみたいな見え方するパリジャンですね。

ウェリントンって日本人とかアジア人の顔にも馴染みやすいってされてるんです。

その中で正方形に近い、このパリジャンと呼ばれるウェリントンは、

フランスにはほんと沢山あるんですけど、他の国にはあんまなくて。

 

中島:あっ、ないんですか?

 

山村:あんまり見ないですね。大体横長です。

 

中島:はあ~。

じゃあクラウンパントゥでも、形に幅があったりするんですか?

なんかこっちに下膨れが外に寄っとるやつと、真ん中に寄っとるやつあるじゃないですか。

 

山村:あります、あります。

 

中島:あれはもう、ただデザインの違い?これなんかちょっと右寄りでしょ?

 

山村:そうですね、ダラ~っとね。デザインです、ほんとデザイン。

ちょっとこう、ストロベリーシェイプっていう苺っぽく…。

 

中島:え、どういうこと?

ストロベリーシェイプ、初めての単語ですよ。

 

山村:ストロベリーシェイプっていう玉型があるんですけど、

極端に言えば逆三角形みたいな。

 

中島:そうなんや、ストロベリーシェイプ。へえ~。

 

 

DSCF9372

 

 

山村:まあ、クラウンパントゥも様々ですね、形も。

ガーゴイルも大きなカテゴリーで見たらクラウンパントゥですからね。

 

中島:へっ?!あっそっか、太いさかい…。

 

山村:そうなんです。

分かりにくいですけど、一応あれもクラウンパントゥですね。

(別のメガネを手に取って)これも『ザ』ですね。『ザ・クラウンパントゥ』の形してますね。

 

中島:これ、えげつなそうやな…。

 

山村:分厚い、うん。ヒンジの造りも非常に丁寧な、こうね、ピンをちゃんと削ってる。

これも1つの、年代を見分けるときの特徴ですね。

 

中島:そうですか~。

 

 

DSCF9381

 

 

山村:う~ん、これもクラウンパントゥ。

これ、40年代の生地なんですけど、ピンの立てるヒンジがついてるんですよ。

 

中島:はい、はい。

 

山村:40年代って基本、ピン、こう削ってるっていう。

 

中島:ああ、隠してるというか…。

 

山村:だから推測ですけど、40年代の生地を使って50年代に作られたものじゃないかと。

 

中島:はあ~。

 

山村:基本は生地が一番の特徴なんで、ここの作り込みというよりかは。

生地で判断させてもらうって感じですね、年代を。

 

中島:すごいなあ~。(テンプルを畳んでカチカチと音を鳴らす)

 

山村:音ね、音いいっすよね!

 

中島:カチカチっ!!(カチカチと音を鳴らす)

こう、プラスチックみたいな音がするんですよね?ようは。

 

 

DSCF9528

 

 

山村:なんかね、プラスチックというよりは…本べっ甲の眼鏡使ったことあります?

 

中島:ないです…。

 

山村:もっと軽い音するんですよ。ちょっと、何て言ったらいいのかな。

そう、『いい音』しよるんですよ、それにすごい近い感じ。

プラスチックの音っていうよりかは、何かほんと、何て言ったらいいのかな(笑)

あの、高い音でこう響く音ですね、綺麗な音。

 

中島:ほう~。

 

山村:芯入ってるとやっぱここまで響かないですからね。いい生地でも。

 

中島:あ、芯があることで響かない?

 

山村:うん。何か音が違いません?

これと、これと。(音を鳴らして比べる)

 

中島:あ、確かに。

 

 

DSCF9625

 

 

山村:やっぱほんと、作り込みがどれも丁寧なんですよね。

 

中島:作り込みって仰ると、どの辺に着眼したはるんですか?

 

山村:えと、これだけ数を見てると当たり前のことばっかりになるんですけど、

アメリカものとか見てると、合口(あいくち)っていう、ここの所がガタガタなんです。

 

中島:合ってない?ピシッと。

 

山村:合ってないですね、アメリカものは。

合ってないし、ここの太さとここの太さも合ってない。

 

中島:ああ~、『アメリカ』ですよね。

 

 

DSCF9429

 

 

山村:無骨な良さもありますが、まあ生産効率ですよね、はい。

フランスとかも組み上げたときは多分、ガタガタなんですよ。

でもそれを綺麗にこう、面一にしてるんですよ。こことかも。

今の眼鏡は当たり前のようにやってるブランドもあるとはと思うんですけど、

昔はもう、そんなん全然関係ないって感じじゃないですか(笑)

 

中島:ああ、特にアメリカもんとかと比べると…。

 

山村:ほんともう、全然ちゃいますね。やっぱ丁寧。

で、他国のものをよく見ていただいたら分かるんですけど、

色んなブランドがあって、色んなのデザインの眼鏡があるんですけど、よく見たら結構似てます、どれも。

 

中島:え、どういうことですか?

 

山村:このレンズ径とかがすごい似てるんです、玉型って言って。

 

中島:うそお?

 

山村:似てるんです、似てるんです。まわりの側がちょっと違うだけで。

フレンチって似てるけど、おんなじパリジャンでも違うんですよね。

例えばこっちのほうが垂れてるじゃないですか。グーッとね。

 

中島:あ~あ~、分かります。

 

山村:これはこう入ってるけど、なだらかに反るとかね。

微妙に全部違うんですよ。このパリジャンとか、ちょっと…ちょい山が外気味ですね、とかね。

 

中島:確かに。そういう風なとこを見たはるんですね!

 

山村:見てます、見てます、見てますね。

 

中島:最初からそういうモノの見方してたんですか?

 

山村:そんなことはないですよ(笑)

 

中島:途中から?

 

山村:途中から(笑)

何かちゃうなみたいな、ははは(笑)

 

 

DSCF9494

 

 

山村:そうですね、これもいいですね。

皆さんやっぱり「太いほうがカッコいい」とか言われがちなんですけど、

細いテンプルってすごい手が込んでて、実は。

 

中島:クラウンパントゥでよく見ますよね。

 

山村:そうなんですよ。クラウンパントゥで細いのはすごいよくて。

まあ、細いじゃないですか。この厚さから削ってるわけですよ。

分かります?いきなり細いわけじゃないじゃないですか。削って細くして、最後こう潰してると。

 

中島:ああ~、そっかあ~。

 

山村:これはまだ、芯金との間に全然厚みありますけど、

CEBOのクラウンパントゥとかって、もうギリギリなんですよね。

 

中島:細くするのに美学を感じ取ったんですね。

 

山村:そうですね。そういったところじゃないですか、作り込みってやっぱり。

あとこれも何回か言ってますけどテレビジョンカットが当たり前のように入ってるとか。

 

中島:なるほどね~。

 

 

DSCF9509

 

 

山村:そうですね。あとやっぱ分厚いのも話ときましょか。

 

中島:うん、うん。ぶっちょいやつ、8ミリとかのことですよね。

 

山村:そうです、そうです。8ミリとか6ミリとか。

実際、現行で眼鏡を作ろうと思ったら、太いやつのほうが再現しやすいです。

 

中島:と言いますのは?

 

山村:そういう生地がもう、あるんで。

 

中島:ああ~。

 

山村:8ミリを作ること自体は別に難しくはないですね。

あの、薄く作るほうが難しいです。まあ強度の問題です。

セルロイドの含有量が多くないと、薄く作っちゃうとこう、反っちゃうんですよ。

 

中島:え、どういうこと?(笑)

 

山村:こうこう、こう反りよるんですよ。

 

中島:マジで?!

 

山村:硬い生地じゃないと薄くは作れないんで。

こう、非常に生地が薄いフレーム。これとかめちゃ薄いじゃないですか。

 

中島:はい。

 

 

DSCF9399

 

 

山村:これとかも、フレンチのいいところの内の1つです。

分厚いだけがいいってことではないんですよね。薄くて細いっていうのが1つの魅力なんですよ。

 

中島:なんかそう聞くと、薄いのもよう見えてきますね~。

ちょっと色っぽいというかね。

 

 

DSCF9542

 

 

中島:アバンギャルドの中やったら、人気があるとかっていうの、そんなんあるんですか?

 

山村:一応、名前のついてるモデルとかは結構、

ガーゴイルとか、あの辺は安定的に人気がありますね。

 

中島:ああ、そうなんですか。

 

山村:そうそう、あとこっちの面白いやつはナイトレンジャー。

 

中島:あ、ナイトレンジャ―。聞いたことあるわ。

この形って、危ないですよね。

 

山村:危ないですね。何でこんなんになったかは分からない、ははは(笑)

 

中島:あんまはめてる人いないですよね。

どういう人が購入しはるんですか?

 

山村:いや、分かんないですね(笑)

何て表現したらいいんですか、変わった方が多いですね(笑)

 

中島:やっぱそうなるんですよね(笑)

でもすごい気になるなあ、それも。あ、こっちのスカル、これはどうですか?!

 

 

DSCF9564

 

 

山村:スカル、いいんじゃないですか。最初見たときはすごい、感動しました。

何やこれ、みたいな。造りもいいし、生地もしっかりこう、角立ってるじゃないですか。

 

中島:はい。

 

山村:こういうのですよね。テンプルの造りも変わってますよね。

これ今、芯を入れるのって『シューティング』っていう技術なんですよ。

 

中島:シューティング、はい。

 

山村:カチンってこう、打っていくんですよ。バンバンバンってメタルを。

 

中島:なるほど、なんか釘打つみたいな感じか。

 

山村:そうなんです。それが普通なんですけど、凝ってる眼鏡になると、

現行とかでもそうですけど、『芯張り』といって、こうやって挟んで、芯入れるんですよ。

 

中島:え、この金もんを?

 

山村:セル敷いて、そこに芯置いて挟みよるんです。

それが芯張りっていうんですけど。ああ、これは典型的な芯張りですね。

 

 

DSCF9558

 

 

中島:見て分かるんですか?

 

山村:これ芯が途中でフラットから丸になってるじゃないですか。

その形ってシューティングじゃ打ち込めないんですよ。

 

中島:あ、ここがフラットでこれが丸。ほんまや。

 

山村:これ、絶対芯張りなんですよ。

 

中島:サンドイッチや。そういうことですね。

 

山村:サンドイッチです。そういう芯張りとかやと結構やりがちなんですけど、芯にもデザインを入れてるものが多いです。

 

中島:じゃあ、スカルはかなり前衛的やったんですね。

 

山村:前衛的やと思いますね。

かけてた人の写真見たいですけど、やっぱない、出て来ないですね(笑)

 

中島:すごい形してますもんね。

 

山村:うん、ほんとに。これとかヤバくないですか、このブリッジのとこヘコますとか。

 

中島:ほんまか…。これけど、スカルいいんちゃいます?

 

 

DSCF9571

 

 

山村:サングラスにして販売したこと何回かあるんですけど、

いや、カッコいいっす。やっぱりカッコいいっすよ。

 

中島:これサングラスにするんやったら薄い色入れるほうがいいんですか?

濃い色のほうがいい?

 

山村:キャラによるけど、僕は濃い色のほうがカッコいいかなみたいな。

 

中島:ヤバいヤバい、ちょっと欲しなってきた。

 

山村:コンパクトなサングラスって、カッコいいですよ。

ちっちゃくて、レンズが濃くて寄っててもカッコいいって中々少ないです。

 

中島:ちっちゃくて、寄ってて?

 

山村:寄ってるサングラスってあんまりイメージなくないですか?丸眼鏡ぐらいしか。

すごいちっちゃく見えるんで、結構違和感あるんですよ。ちっちゃいな、みたいな。

でもスカルとかやったら多分違和感ないんちゃうかな。

 

中島:なるほどなあ。あれ?でもいつもしてはる、小ぶりのヤツなかったですか?

あれ、カッコいいじゃないですか。

 

山村:あれ、いいですよね。でもあれも濃いの入れると結構難しいんですけどね。

 

中島:あ、そうなんですか。

 

山村:これもそうですけど、基本ブラウン15%のガラス入れてますね。

 

 

DSCF9458

 

 

中島:あ、もう決まってるんですね(笑)

やっぱレンズは極力ガラスを入れて欲しい?

 

山村:うん。入れて欲しいです。値段もそんなに変わらないんで。

反射とかもやっぱり違いますからね。

 

中島:何か、独特の反射の仕方しますもんね。

 

山村:そうなんです、そうなんですよ。

プラスチックやとどうしてもこう、何ていうかこう、うねうねって乱反射するんですよ。

フラットになり切らない。細かいところで、こう波打ってるから。

 

中島:そういうことか…。

 

山村:ガラスはそういうことなくパリッとね、反射しますんで。

でもね、フラットじゃなくても、球面であっても、まあガラスはやっぱいいんですけどね(笑)

質感がやっぱり高いです。質感が高いフレームなんで、質感が高いレンズを入れてもらうと、うん。

 

中島:ああ、なるほど。

 

山村:はい。当時はプラスチックのレンズがなかったんで。全部ガラスですよね。

ただ基本はガラスがいいけど、まあ用途に応じてですね。プラスチックでも全然悪いことはないんで。

 

 

DSCF9660

 

 

中島:こうやって改めてこんな見ると、えげつないですね。

 

山村:ちょっと胸やけ気味ですよね、この距離で見ると(笑)

 

中島:ちょっと気持ち悪くなってきました。これ何でなんですか?圧があるんですか?

 

山村:凄い強いんでしょうね、圧が。佇まいがやっぱちょっと、違い過ぎて。

僕も久々にこの距離でずっと見てると、気持ち悪いですね。ははは(笑)

 

中島:個性がほんま強いっすよね。

 

山村:強いっすね。まあ、見た目ももちろん厳ついですけど、何か感覚にこう来ません?こう、肌感というか。

やっぱ、70年、80年前のものが持つ、あれなんですかね。トキを経てるからってとこもあるんですかね。

 

中島:何かでも、そういうのありますね。

何なんやろこれ。何かこう、ドーンとしてますよね。

 

 

DSCF9641

 

 

中島:山村さん何年でしたっけ、失礼ですけど。もう、これやられて。

 

山村:お店は8年ですね。個人でやってるときから考えると、もう18年程ですけど。

もうほんと、色々見てきたんで。フランス以上に整っていて面白いなって思えるのは無いですね。

 

中島:ああ、そうですか。

 

山村:はい。その歴史的に、こういう人がかけてた、ああいう人がかけてたみたいなのも

カルチャーを感じて面白いっていうのはあるけど。

こうフレーム見て、造りもよくて、生地もよくて。

で、かけてて馴染むってなったらもうフレンチしかないな、みたいな。

 

中島:はあ~。

 

山村:やっぱり、どうしてもそういうのって、さっき言った前者のようなものって、かけられてる感が出ると思うんですよ。

 

中島:うん、うん。

 

山村:まあ、それはそれでいいんですけど、何かちょっと自分じゃないな、みたいな。

自分で消化できないような感覚です、僕は。そういったフレームたちは。

 

中島:ああ、言うてはりました。イギリスもんはええけども、ちょっとやり過ぎやしカッコ悪いかなって。

 

山村:そうそうそう。アメリカもののセルフレームは特に、はい。何かこう、僕はあんまりですね。

眼鏡に負ける感じです。欧米の人の顔用にやっぱ作ってるなって。

まあ、これもそうなんだけど、なぜかアジア人の顔にも馴染むと。負けないっていう印象ですね。

変なんかけても、そんな負けなくないですか。

 

中島:確かに確かに。

やっぱりカッコええな、この感じ。う~ん、なるほど。

 

 

 

眼鏡についてとなると、本当に時間を忘れて語ってくださる山村さん。

今回の対談ではここまでとなりますので、ぜひ店頭で続きを聞いてみてください。

 

 

 

 

 

SPEAKEASY

 

 

 

 

 


アーカイブ

doo-bop Staff Blog

doo-bop Ameba Blog