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『FRAME FRANCE』

想像が膨らむ。

真剣に想像してるのは、いつ振りだろうか?

今、頭の中は年末をどのように迎えるのかとFREAME FRANCEと

バナード・谷中・僕の3人のチームで粛々と水面下で動いているプロジェクトが9割。

残り1割りは、やっぱり女。

 

 

 

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FREAME FRANCE、本当に興味深い。

勝手な想像ですが、視力矯正器具をファッションとして見せるモノに

大変化させたのではないかと僕は思ってます。

この推測が正しければ、凄い事です。

1940年代と言えば、WWⅡ真っ只中か戦後直後になる。

そんな時に、道具を他者から評価を受ける・見せるモノに変えようと

考え、実践していたわけですから。

誰がどのような経緯でかは、全く分からず、現状は知る術すらなし。

 

 

 

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それにしても綺麗だわ。

今は、生産してはいけないセルロイドの色目・グラデーション・温かみ

そしてハンドメイドならではの曲線と直線。

Aldenに通ずるものを感じ始めている。

やはりそういう事なのだろう。

 

 

 

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金曜日以外更新中です。是非ご覧ください。


Vol.4119【FRAME FRANCE & guepard】

 

セブンイレブンのホットコーヒーに新品番が登場していました。

キリマンジャロブレンド、もう試しましたか?

通常のコーヒーよりやや苦みが強く、好きな方にはハマると思います。

10円の差なので、気分で変えてみるのも良さそうです。

 

さて、本日から並んでいる『FRAME FRANCE』。

楽しみにしていたと、早速見に来てくださりありがとうございました。

実際に自身の目で見ることで、そのオーラ、違いを感じていただけたことと思います。

 

ただ写真で伝えられる部分もあるので、『guepard』のアイテムと比較してご紹介させていただきます。

どう違うのか、興味を持っていただければ幸いです。

 

FRAME FRANCE & guepard

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上の写真、向かって左半分がFRAME FRANCE、右半分がguepardとなります。

FRAME FRANCEの中で、最も美しく貴重とされるモデルを再現した『gp05』モデル。

(05という名前の通りguepardで5番目に完成したモデルなのですが、

実際は最初に開発を始めたのがこのモデルで、妥協せず作り続けた結果完成が遅れ5番目となったそうです)

 

シルエットに関しては流石としか言いようのないほど忠実に再現されており、

guepardの凄さを改めて実感することができます。

(本当に細かく見ていくとブリッジ部分のエッジがFRAME FRANCEの方が効いていたりはします)

 

ですがパット見て分かる通り、圧倒的に違うのがその生地。

1940年代ならではの光輝くセルロイド生地は、現在では再現不可能な芸術的美しさです。

 

 

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現行のメガネ素材の主流はアセテート。

というのもセルロイドは非常に燃えやすく、マシンを使った製作は発火リスクがあるため基本NG。

(その危険性から現在ヨーロッパやアメリカではセルロイド自体が禁止されています)

加工も困難であり、磨き1つとってもアセテートの5倍の時間がかかります。

当時の職人がどれだけ1本1本魂を込めて作っていたのか、この辺りからも想像することができます。

 

それでもこのセルロイドにしか出せない色合いはとても魅力的。

例えばインディアンジュエリーの隣に置いてあったとしても全く遜色がないほど、

『雰囲気』というものを纏っています。

 

 

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今日、明日とオンラインショップにも掲載させていただきますが、

できればこれは実際に店に足を運んで見てください。

事実それだけの価値はあります。

 

 

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【Column】

1940’s FRAME FRANCE

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【Roots】

THE INOUE BROTHERS…

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【New Arrivals】

Frame France:40’s Parisian Frame – Amber / 330,000 YEN

Frame France:40’s Parisian Frame – Yellow Tortoise / 165,000 YEN

Frame France:40’s Parisian Frame – Honey Amber / 110,000 YEN

Frame France:40’s Crown panto Frame – Amber / 71,500 YEN

 

 

 

 


Vol.4118【FRAME FRANCE】

 

『FRAME FRANCE』、12月7日より販売いたします。

合計9本。初めてのお披露目ということで、これ以上はないほどのラインナップで揃えさせていただきました。

興味がございましたら、お問い合わせも受け付けております。

 

FRAME FRANCE

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明日12/06(Fri)は店休日となります。

翌12/07(Sat)より通常営業をさせていただきます。

尚、オンラインショップご注文への返信・発送に関しましては、12/06(Fri)の13時までは当日対応、

それ以降のご注文には、翌12/07(Sat)より対応させていただきます。

皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

【Column】

1940’s FRAME FRANCE

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【Roots】

THE INOUE BROTHERS…

1

 

 

【New Arrivals】

decka:Baby alpaca & Merino wool socks – Red,Blue,Gold / 2,420 YEN

decka:Jonny glove – Black,Brown / 3,080 YEN

 

 

 


1940’s FRAME FRANCE

 

今回はなぜ『FRAME FRANCE』、フランスのビンテージメガネに惹かれたのか。

当店オーナーである中島に話を聞きました。

 

1940’s FRAME FRANCE

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中島:僕はちっさい頃から目が悪くて、ずっとメガネしてんねんけども、

やっぱ興味を持てば持つほど、人間って掘り下げる癖があるんじゃないかなと思ってて。

ここ数年うちでやったらアヤメとギュパールをやらせていただいてるんやけど、

もうちょっと掘り下げたらどうなるんかなっていうのが自分の中にあって。

 

それで色んなメガネ屋に見に行ったりもしてんけど、どうしてか全部が一緒に見えてくるねんな。

でも最初にフレンチビンテージのメガネ見たときにピンときてん、「なんやこれ」っていう。

これは語弊があるかもしれへんけど、今の市場にある洋服もメガネも、大体のモノがそうなんやけど、

成功例をなぞってるのよね、基本的に。

過去の名品を似たような形でやろうっていうか、

今風なバランスで着けやすくしたり素材変えたり云々カンヌンっていう。

もちろんそれも素晴らしいことやねんけどね。

でも過去に、そのオリジナルが出来上がった当初っていうのはどうやったんやと。

最初のメガネって今の『ファッション』的側面があったとかじゃなくて、純粋に視力の矯正器具だったはずで。

そこからどういった人らがデザインとしても素晴らしいものにしていったんかなって。

 

 

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よくメガネの黄金期って言われるのが、アメリカの1920~30年代やねんな。

ただこれはいわゆる『メタルフレーム』のメガネやねんけど、

僕はぶっちゃけて言うとそこまでメタルフレームに興味が湧かなかった。

昔からなんか『セルフレーム』に惹かれて、そんじゃあセルの黄金期はどこなんやってなったときに、

それが今回、というかこれから続けてご提案させていただきたい1940年代辺りのフランスだったんじゃないかと。

 

そんでその時代の商品を色々見ていったときに、ひとつ強く惹かれたのは『ブランドがない』っていうこと。

ブランド名がない、今みたいな感じで『どこどこの何か』じゃない。

せやから本当に1940年代のモノなんかとかは手探りで、とにかく数を見て覚えるしかないっていう。

まあだからお客さんからしたら、提供する側、まあ僕らを信じていただけるかどうかになってくるとは思うんやけど。

 

でもそうやって見ていけば見ていくほど、違いが分かってくるのが楽しい。

姿形は現行の元ネタやから当然似てるのもあんねんけど、やっぱりオーラがちゃうねんな。

単純にフレームの素材が違うってのもそうやし、その素材が違うと触ったときの『音』も違ってくるとか。

閉じたときのカチカチっていう音が心地よくて、ディーラーさんなんかはその音聞くだけでニヤニヤしてはったし。

他にもその閉じ方が今と逆やったり、ネジの留め方1つも違ってたり。

何でそうなってんのか分からへんことが多いっていうのがまた良いんよね。

まあこれから勉強していけば分かるんかもしれへんけど、そういうことが書いてある資料も、

ヒストリー本みたいなのも無いっていう。何度も言うけどでもそこが良いんよ。

 

 

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またちょっと先程の話にも戻るんやけど、

やっぱりなぞるんじゃない、模索しながら『新しい』モノを作ってた時代っていうのに僕は魅力を感じてて。

80年くらい前にこれだけの完成度、もちろんフルハンドメイドで。

大きな構造っていうのは今のメガネと変わってないのよね。ある意味完成されてた。

せやねんけども、おそらく当時作ってた連中ていうのはこれが完成やと思ってなかったんちゃうかな。

「どんな色が良いんや、こんなデザインでいいんか、もっと良いのはないんか」って、

自己表現みたいな感じで色んなデザインのメガネを作ってたと思うんよね。

ブランドであったりモデル名っていうのは極論で言えばどうでもよかった。

そこがやっぱりグッとくるんよね。

今回ほとんど40年代に絞ってご用意できたから、(一部1950年代の個体があります)

こんなメガネがあったんやとか、このデザインってそんな昔からあったんやっていうのを実際に感じて欲しいな。

 

そこまでしなくてもいいって言葉があったとしても、僕らはそれでは気が済まない。

やっぱりオリジナルもお客さんに見てほしいねん。

僕らにとってはインディアンジュエリーと一緒で、すげえロマンを感じるものやねんよね。

人によって価値の捉え方が違う物かもしれへん、でも必ず好きになってくれる人がいると信じてる。

 

80年前にどんなことをしとったんかなって思いながら商品を見てもらったりとか、

「こうやったんちゃうか、ああやったんちゃうか」とかお客さんと話しながら、その歴史を紐解いていきたいねん。

僕もこれからどんどん勉強していくんやけど、勉強をやっていって1つの答えを探すんじゃなくて、答えをいくつも持ちたいんよ。

そういったとこで、フレンチビンテージっていうのは凄く面白い宝物なんじゃないかな。

 

 

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撮影協力:ROCKSTEADY

 

 

 

 

 

 


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