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琉球藍 × ヴィンテージUSAポスター。


かけ離れた魅力がシンクロすると、モノとして厚み、深みを感じ取ることが出来ます。
琉球藍 × ヴィンテージUSAポスターは良い感じに化学反応しているのではないでしょうか。




洋服でも同じことは言えますが、ヴィンテージをどう映すかはとても大切なところ。
希少価値全面推しのヴィンテージとしての価値だけでなく、
新たなカッコ良さに気付けるきっかけを与えてくれるのは、
琉球藍研究所による額縁のおかげです。




こんなモノまで染めれるの?って驚き以上に、カッコ良さが先回り。
ネーミング通りですが、研究されているのがしっかり伝わります。
藍染めの個体差、ムラ感が1点物感を強め、芸術性が増し増しです。
オンラインショップに掲載しておりますのは、ほんの一部。
もちろん今ブログで紹介しております個体も販売しております。




ここでお勧め、1977年製のスぺーシーな1枚です。
スター・ウォーズの公開年だけあって、宇宙ブームだったのかな。
46年前の宇宙に思いを馳せてみるのも良い時間過ごせそうです。




ちなみにブラックライトは比較的お手頃価格でありますので、
夜な夜な楽しんでみてはいかがでしょうか。

お店を営業されてたり、事務所を持たれたりと、
自分の趣味、趣向を表現出来る空間をお持ちの方はもちろんですが、
自宅、自室でも十分にお楽しみいただけるかと思います。
空間に変化を!



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週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。


Vol.5176【Ryukyu Indigo Flames】


本日【Event】ページを更新しました。

沖縄の『琉球藍研究所』が新たに作り上げた、藍染めの可能性を感じさせるアート作品。

70年代のアメリカンカルチャーが好きな方にとっても楽しい内容になっているので、

イベント期間中、ぜひ遊びにいらしてください。


良いポスターフレームは探してみると中々見つからないもので、

割と妥協してしまいがちなアイテムの1つです。

そんな中『琉球藍研究所』 がフレームを作っていると聞いて楽しみにしていたのですが、

実物は期待を大きく超えてきました。


そんなフレームと組み合わされたのがヴィンテージの『ブラックライト・ポスター』。

よくこんな合わせを思い付いたなと感心する程、その相性は良いです。

サイケにヒッピー、バイカーやロックなどのカルチャー色の強い絵柄は、

フレームの存在感と相まって空間を強烈に彩ってくれます。

自室にはもちろん、お店をしている方にもお勧め。

バリエーション豊富に約50種類用意していただいたので、見応えは十分です。




Ryukyu Indigo Flames





こちらは『琉球藍研究所』の奥間さん私物の1枚。

コミック風味のKISSのメンバーと鮮やかな色が素敵です。

1976年のコピーライトが入った相当古いもので、ピンで留めていたのか4隅はボロボロ。

それでもこうしてフレームに入れてみると、とても良い雰囲気をしています。


フレームはオール木材のモデルと木材×レジン樹脂の2タイプがあり、

さらにレジンは2つのカラー(ブルー、スカイ)から選んでいただけます。

上の画像で使っているのは、木材×レジンのスカイカラー。

いびつな形の木材にレジンを流し込んで形成されていて、素材のミックス感が面白いです。

木の部分は琉球藍を使って手染めが施されており、深い深い藍色に。

「琉球藍って何ぞや?」という方は過去にコラムを載せているので、

よろしければそちらもチェックしてみてください。









激しい絵柄はより激しく、洒落たデザインのものはよりモダンに。

「このポスターってこんなに素敵だったのか」と、新たな気付きも与えてくれるフレームです。


オンラインショップには本日試しに数枚出してみましたが、

ブログやSNSで気になる絵柄を見つけたらお気軽にご連絡ください。

それでは週末をお楽しみに。







※明日6/2(Fri)は店休日となります。

翌6/3(Sat)より通常営業をさせていただきます。

皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。




【Event】

琉球藍研究所:Ryukyu Indigo Flames




【New Arrivals】

Ryukyu Indigo Frame × Black Light Poster


琉球藍研究所:Ryukyu Indigo Flames




昨年、ディアホーンやパキプスを琉球藍で染めたオブジェを携えて

当店へとやって来た『琉球藍研究所』の奥間さん

今年の春、「また興味を持ってもらえそうな物を作っていますよ」と声をかけていただき

見せてもらったのがこの藍染のフレームにヴィンテージポスターを組み合わせた作品です

ポスターや絵画をお持ちの方であれば分かっていただけると思いますが

『額』という存在はとても重要

料理でいうところのお皿であったり、生け花でいう花器であったり

主役となるモノの魅力を引き立てる、あるいは下げてしまう、それだけの力を持っています


深い藍で染められた重厚なウッドフレーム

沖縄の透き通る海を感じさせるレジンフレーム

50種類近く用意していただいた『ブラックライト・ポスター』と組み合わせ

迫力あるアートをお楽しみください










【Date】

06.03 Sat ~ 06.18 Sun



【Contents】

琉球藍で染められた1点物のフレームとヴィンテージポスターのセットを販売します

※ポスターは1970年代から1990年代初頭の古いモノとなり

基本的に小さなシミや汚れがございます

ヴィンテージの風合いとしてご理解ください


またフレームは天然の木材かつハンドメイドとなりますので、1点1点表情が異なります

ご注文後の生産となり、個体の指定は出来かねますので予めご了承ください

※納品は1ヶ月半~2ヶ月後となります



【Price】

¥56,000 ~ ¥98,000

価格はポスターとフレームの組み合わせによって変動します

(上記は税抜き価格となります)
















【Flames】

天然木材のみを使用し、全体に本藍染を施した『Ryukyu Indigo x Wood』

木材にレジン樹脂を流し込み形成し、木の部分に本藍染を施した

『Ryukyu Indigo x Resin(BLUE)』、『Ryukyu Indigo x Resin(SKY)』

3種類の中からお好きなフレームを選んでいただけます














【Black Light Posters】

ブラックライト・ポスターとは1970年代のアメリカで流行した

『フロッキー(起毛加工)スタイル』で印刷されたもので、立体的で存在感のあるポスターです

その名の通り、暗闇でブラックライトを当てることで発光します


デザインは米西海岸から広がったカウンターカルチャー、サイケデリックの影響を受けた内容が多く

アニマルやドラッグ、ヒッピー、ロック、バイカー、コミックなど

当時のカルチャー性が色濃く分かるものばかりとなっています

ポスターは全て当時のオリジナルで、『Pro Arts、AA Sales、FUNKY FEATURES、AA Graphic』など

かつて存在した印刷会社によるもの

再販不可能ということもあり、米ネット競売・イーベイなどでは高値で取引されています
































貴重なアートに触れることが出来る機会でもある今回のイベント

皆様のご来店、心よりお待ちしております









琉球藍研究所:SOUTH MADE



沖縄伝統の染料、『琉球藍』

その文化を引き継ぐ研究所で生み出された藍染による作品が

遠く離れたこの滋賀の地へやって来ます








【Date】

03.19 Sat ~ 03.27 Sun


【Contents】

藍染の体験会を開催(19日と20日のみ。14時開始予定)

藍染製品の販売(詳細はページ下記をご覧ください)

『GERMAN TRAINER』の藍染受注(私物持ち込みもご相談ください)


藍染体験会(ワークショップ)

ご持参いただいた私物の洋服を『ご自身の手』で実際に藍染していただけます

開催日時:3月19日、20日。両日とも14時開始予定

所要時間:染めたい濃度によりますが、30分~1時間程度を見ておいてください

※化学繊維(ナイロンやポリエステル)が用いられているものや、色の濃い洋服は染めることが難しいです

※染料がつく可能性がございますので、出来るだけ濃い色のお洋服をご着用の上お越しください

※実際の『本藍染』の工程ではなく、体験会用に調節された染色になります


※参加費用(それぞれ1点での価格となります)

Tシャツ、シャツ:4,000円(税抜)

スウェット、ボトムス:10,000円 (税抜)

バンダナ、ソックス:1,500円 (税抜)










パキプスオブジェ

琉球藍研究所が携わっている藍染作品の中で、特に奇妙なものがこちら。

塊根植物の王様とも称される『オペルクリカリア・パキプス』を琉球藍で贅沢に染め上げたオブジェです。

天然植物と天然染料『琉球藍』の組み合わせはオブジェに相応しく全てが1点もの。

天然モノならではの美しさや力強さを感じていただけます。


オペルクリカリア・パキプスは、ウルシ科オペルクリカリア属の塊根植物。

マダガスカル島の限られたエリアのみに自生する希少種であり、

その独特な容姿から多くの植物ファン憧れの存在でもあります。

ワシントン条約Ⅱ類に指定され、現地で厳重に保護されているため、毎年決められた数の株だけ流通します。

(生木であれば20~30万円ほどで取引されています)

現地から輸入される株は、検疫のために根っこを切断された『未発根株』と呼ばれる状態で輸入されます。

発根させるためにはテクニックが必要で、

植物を生業とするプロの方でも発根率は低く非常に難しいとされています。


オブジェに使用しているオペルクリカリア・パキプスは、写真のように発根せずに枯れ木となったもの。

その中から形状のいいものだけを厳選して使用しています。

オブジェの土台には、琉球石灰岩を使用しています。

琉球石灰岩は、沖縄の海と珊瑚がつくりだした貴重な国産ライムストーンです。

自然で優しい色合いが特徴で、沖縄では首里城の石畳をはじめ、様々な建築物で使用されています。


価格:34,000円~150,000円(税抜)


















ディアホーンオブジェ

当店でも馴染みのあるディアホーン、

それを琉球藍で染め上げたオブジェになります。勿論こちらも全てが1点もの。

しっかりと藍に染まった部分と、骨の白さが浮き出た部分のコントラストが、強く目を引き付けます。

動物の美しさや力強さ、そして『気持ちの悪い格好良さ』を感じていただける作品です。


古くから縁起物として親しまれてたディアホーン。

神の使いとされてきた鹿の角は厄除けや勝利の象徴として戦国武将が決戦に挑む際の兜につけられたり、

1年毎に生え変わることから、稲作が主流だった日本人にとって豊穣のシンボルとされてきました。


価格(角のみ):28,000円(税抜)

  (頭付き):98,000円~110,000円(税抜)



















藍染GERMAN TRAINER

当店で長年展開をしている『GERMAN TRAINER』を琉球藍で染色。

アッパーのレザーから靴紐、ガムソールに至るまで、鮮やかな藍色に染まりました。

こちらは即売ではなく、店頭の『GERMAN TRAINER』をご購入いただいた上で、

沖縄に送り藍染を施していただく流れとなります。

さらにイベント期間中は私物のスニーカーをお持ち込みいただくことで、藍染依頼をお受けいたします。

藍染スニーカーにご興味がございましたら、ぜひご持参ください。

※藍染には2週間から3週間ほど要します

※汚れが付いていると染めにムラが生じますので、汚れを落としてからお持ち込みください


スニーカー藍染価格:15,000円(税抜)





琉球藍研究所


中島:去年の10月、沖縄に2つの仕事をしに行ったんですけど、

1つ目がこの春スタートした『TUITACI』っていうブランドの展示会で、

もう1つがとある研究所の方に会いに行ったんです。

今までデザイナーであったり、アーティストと呼ばれる、例えばミュージシャンであったりだとか、

色んな方と会ってきたんですけど、いわゆる『研究者』っていう人と会うのは初めてで。

正直どんな感じかなというところだったんですけど、最初会った瞬間にまずその容姿にやられた…うん。

その容姿っていうのは、厳密に言うと『爪』、真っ青だった。


「あぁ、なるほどな」っていう。彼らが研究をしているのは『藍染』で、

それを仕事にしている人っていうのは基本的に爪であったり、

藍を舐めて確かめるっていう人は、唇から顎にかけて真っ青だっていうのを聞いていて。

それでその『本藍』を研究している、『琉球藍研究所』っていうところの人に会って話をしたんですけど、

その人の話を聞いて何に感動したかっていうと、『畑からいく』っていうところ。

単純に染料を作るんじゃなくて、まず畑を自分たちで用意して、染料の元になる植物を植えて、

それを収穫して染料を出して、そこからやっと染めにかかるっていう。


この間のラグにも言えることなんだけど、モノ作りにおいてその段階からやってる人がまだいるんやと。

それに対して『研究所』とまで銘打って本気でやっている。

話をしているうちにどんどん興味を持っていって、今回こういう風なイベントを開催することになって。

皆さんも恐らく見たことがないであろうっていうものをお見せすることが出来ると思うし…、

単純に見たことがないからどうのこうのっていうのもあるんですけど、

それ以上に『気持ち悪く格好良い』っていうのが大きくて。

まぁイベントでは服を染めたりとか、実演のワークショップ的なこともやろうかなとは思ってるんですけど、

まずは彼ら研究者が作った作品、題材にしたものもそうですけど、

その意図であったり、裏にあるものっていうのを感じていただけたらなと思います。

それで今回その研究所の人からレポートというか、

藍染について実際に彼らがやっていることをまとめてもらったものを預かったので、

最後まで読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。










・沖縄の誇り、琉球藍の伝統を今後何十年と続く産業に

沖縄で古くから栽培され、藍染の染料として使用されていた琉球藍は、沖縄の染織にとって欠かせない染料です。

その栽培方法は過酷で、良質な藍葉を育てるためには、徹底した栽培管理や技術、

製藍の過程での重労働に耐える強靭な体力と精神力が必要です。

また、発酵状態や製造段階で使用する石灰水の量を見極めるためには長年の経験と熱練を要します。

昔から伝えられてきた方法により生み出された藍を用い、手作業で一枚一枚染めては洗いを丁寧に繰り返すことで、

化学染料では表現することのできない独特の風合いと、一枚一枚表情の違った深みが表れます。

琉球藍は、沖縄のきれいな海の様な深みを持った『文化の色』と言えましょう。

しかし、時代の流れと共に安価に手に入る化学合成インディゴが普及してからは、

手間暇がかかる藍の仕事に従事する人も少なくなってしまいました。









琉球藍の素晴らしさに触れ、この文化を伝えていくために私達にできることは何だろう?

『文化・継承』という言葉は安易に誰しもが使える時代ですが、一から本気で取り組む人はごく僅か。

ものづくりを始めた頃から私の片耳にへばりつく『文化』は私の原点です。

本気で取り組む人がいないのなら、自分でやってみようと思いました。

「デザインで物や空間を作る立場の人間がなぜ今の時代にそれをやるのか?」とよく言われますが、

今だからこそやるべきだと思いましたし、自分の次のステップはここにしかないと信じて邁進しています。

まずは藍の栽培からです。耕作のために土壌を作り、管理技術を試行錯誤です。

作品に繋げるまでにはとても時間がかかりますが、

沖縄の伝統工芸としての琉球藍を伝えていくために、原料から育てることが大切だと考えています。

そして化学染料では表現することのできない独特の風合いや深みを持った沖縄の文化の色を、

私達は『RYUKYU BLUE』と名付けました。




・琉球藍染ができるまで




苗を育てるところからスタートします。







育った苗を畑へ移します。

琉球藍葉は沖縄の品種でありながら直射日光に弱く、とてもデリケートです。

ビニールテントの中で、大袈裟にいうと過保護に管理し育てていきます。







愛情を込めて育てた藍葉。6月の梅雨時期が刈り取りの時期。







何百キロと刈り取った藍葉から染料にできるのはごく僅か。








刈り取った藍葉の漬け込みの準備。かなりの重量になるためこの作業も過酷です。







刈り取った藍葉を水に漬け込み、葉や茎から色素成分が滲み出るのを待ちます。

時間が経つにつれて徐々に色素成分が抽出されるのですが、

気温や水温によって漬け込み時間を調整する必要があります。







藍葉から十分に色素成分を抽出できたら葉を取り除きます。

藍葉を取り除いた直後はとても綺麗なエメラルドグリーンの液が漂っています。







消石灰を水で溶いて投入します。







投入した後は空気を送り込むようにひたすら撹拌します。







抽出した色素成分と空気が結び付くことで徐々に青い液体へと変化し、

青い泡が生まれてきます。







泡が落ち着いたら色素が沈殿するのを待ちます。

撹拌工程を終わらせ、翌日に沈殿した色素成分を回収します。








上澄みを取り除いた後、沈殿した色素成分は布を敷いた容器に移し水分を抜いていきます。

おおよそ一日ほど置けば大半の水分は抜けてくれます。







水分が抜けた状態。







布に色素が張り付いているので回収します。






色素の塊になった琉球藍、植物の葉から抽出した藍の色素『沈殿藍』です。

畑を耕し、植物を育て、刈り取り、手を加えて沈殿藍を集め、糸や布を染め、製品を作り上げるのです。

沈殿藍を作るだけでもかなりの時間を要しますが、

実はこの状態では色素の粒子が糸や布に入り込みづらいため染めることはできません。

きちんと染色を行うためには更に次の工程で、微生物の力を借りた『藍建て』を行う必要があります。




・藍建て





泥藍(沈殿藍)を水につけ、不純物を取り除きながら溶いていきます。

日を置いて藍を沈殿させ、余分なアクを取り除きます。







上澄みの状態を確認し、pH値を測定します。

pHとは『水素イオン濃度』の略称で、藍はアルカリに溶けるため、常に一定のpHをキープしなければいけません。

また、アルカリ性の液の中で繁殖できる菌は案外少ないため、

アルカリを保つことで藍の発酵菌以外の菌の増殖を抑えることができます。

pHが下がると他の菌が増殖しやすくなります。そして他の菌が増殖すると、pHが更に下がってしまいます。

毎回藍の機嫌を伺いながら、沖縄では水飴や泡盛を入れて調子を整えていきます。







沈殿藍が腐敗しない様に毎日、朝夕2回の撹拌が欠かせません。

その際pH値も確認し、消石灰で数値を調整し整えていきます。







日を重ねて少しずつ発酵させていきます。






染料の上澄みにたまったブクブクとした泡は、『藍の華』と呼ばれ、

染料がうまく発酵しているバロメーターの一つ。

藍建てが進んでいるかどうかを判断する目安にします。






作品を染める前に試し染めを行い、発色を確認します。藍は空気に触れると発色します。

発色前は緑がかった色をしていますが、空気に触れることで徐々に藍色へと変化していきます。







いよいよ作品の染めに入っていきます。藍は空気をきちんと抜かないといびつなムラになりやすいため、

手染めで一作品ずつ丁寧に染色していきます。








染めて空気に触れさせ色味を確認します。更にきれいな藍色を出すために何度も染め重ねます。

毎回染めの濃度や仕上がりをチェックしていると、同じ時間、同じ染料の中に入れていても、

湿度や気温、天気が違えば染まり方や色合い、濃度がまったく異なります。

同じものをいくつも作ることのできる化学染料とは違い、藍染は正に『一期一会の色』なのです。








納得のいく色に染色できた段階でしっかりと手洗いをして余分な染料とアクを抜き、

最後にかけ流し(洗い)を行い、更に余分な染料を落としていきます。

この工程も大切であり、所要時間は一日を要します。








その後天日干しで乾かします。








たくさんの時間、労力のかかる染色方法ですが、

琉球藍染めにしかだせない唯一無二の『RYUKYU BLUE』がこうして完成します。




専門的だからこそ、興味深い内容だったのではないでしょうか。

そんな『琉球藍』を用いて染色された作品を、販売いたします。

詳しくは【Event】ページをご確認ください。

『一期一会の色』との出会いをお楽しみに。





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