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【HURRAY HURRAY】服づくりに関わる人、想い

 

 

来たるゴールデンウィークに販売を開始する、HURRAY HURRAYの洋服。

そのアイテム自体は知っているけれど、いったいどの様な人が作っているのか。

今回はデザイナーの古谷さん、営業の長尾さん、そして当店の中島。3人の対談でお送りします。

 

人が見えると、服の見え方も変わってきます。

 

 

 

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デザイナー、古谷一平氏の脳内

 

 

中島:こないだ展示会に行かせてもらって、あらためてええもん作らはると思ったわ、独自性のある。

ブランド設立から6年経ってどんな感じ?作るものがちょっと変わった気がするねんけど…。

自分の中で変化っていうものはあるの?

 

古谷:前に作ってたものと比較してってことですか?

 

中島:考え方の部分かな。デザイナーって何を考えているんやろって。

 

古谷:そうですね、そのときそのときの時代性を見て、そこをどう自分に落としこむかとかですかね。

けど根っこの部分、自分はめちゃくちゃアングラやと思うし、そこがメジャーになっていくと思ってますね。

でも姿勢、ベースの部分は6年経ってもあまり変わっていないですね。

 

中島:なるほどね。長尾さんは近くで見ていてどうですか?

 

長尾:ストイックやなと。

世の中によくあるブランドと比較しても、全然違うアプローチで物を発想しているとすごく思う。

ただ分かりやすくはないよね。

今の時代分かりやすく、けど『ちょっと変わってる』ってところでとめてるブランドが多い。

HURRAY HURRAYはそうじゃないことをやろうとしているよね。

古谷さんが持っている、自身のカルチャー色を多くの人に伝えるのってとても難しいこと。それをどうやって世の中に伝えていくのか。

世の中にはないアプローチで作っている洋服をかっこいいと伝えていくことが僕らの仕事ですよね。

 

中島:自分が作りたいものと売れるものってギャップがあったりするやん?

その辺のバランスって考えてるん?

 

古谷:最近はめっちゃ考えてますね。

あえて苦手なところをここ3、4年は意識してずっとやってたんですよ。ここを伸ばしたいってところを。

ただやっぱり人と同じもんは作りたないってのはずっと変わらないですね。

 

 

 

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HURRAY HURRAYのカッコよさ&ダサさ

 

 

中島:結局どういうものが作りたいん?

 

古谷:根本的にはダサいものがすごく好きで、分かりづらいものが良いんですよね。

 

中島:やっぱそうなんやね。

 

長尾:目のつけるところがそういうところやから。

出来上がった洋服を紐解いて、その根本はどんなところなんかと考えたときに、そこにたどり着けない人が多いと思う。

ほんまむずかしいわ。

 

中島:でも逆に言うと、そこがHURRAY HURRAYの面白いところ、中毒性のあるところやんね。

そういうモノづくりはこれからも一貫していったほうがいいんやろうな。

HURRAY HURRAYというブランドをもっと多くの人に知ってほしいという想いはあるの?

 

古谷:もちろんあります。もっと色んな人に知ってほしいし、もっと色んなに人に着てほしい。

 

中島:それは何で?

 

古谷:物を作るにあたって多くの人に携わってもらって、協力してもらってるんですよね。

その人たちに対する恩返しをしたいんですよ。

自分で一からキャンバス買って絵具で書くわけじゃないですしね、服は。

どんな形かはわからないけど、恩返ししたいですね。

 

中島:なるほどなあ。そこは営業さんに頑張ってもらわないと…ってオイ!

 

ボーっとする長尾:…あ、はい。すみません、インドのとなり(カレー屋)見てました。

 

全員:(大笑)

 

 

 

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誰のための洋服?自分?他人?

 

 

中島:モテるモテへんで言ったら女性ウケが良い服ではないよね。

でも実際モテたいやん。

 

古谷:そうですね(笑)

 

長尾:うーん、服を好きになったきっかけはこの業界にいる人らも大体そのへんやろうね。

まず思春期、早い人で小学生、だいたい中学生のころかな。

僕らの世代は映画の俳優であったり、音楽のスターであったり、

そんな人らがしてる格好がかっこよくて、自分もそうなりたいっていうのが始まりじゃないかな。

俺はみんなと違う、異彩を放つから注目される。そんで女の子からも目を引きたいって感じで。

でも突き詰めて今残っている人らは、もうモテるモテないを通り越して、どう思われようが俺は俺。

俺が満足していたら、100人のうち10人が良いといってくれたらいい。

そこを狙うのか狙わないのか。女性にもその中に属する人がいるわけで、モテるんやったらそんな女性にモテたい。

モテたいのは変わらないけど根本そんなところがあるんじゃないですかね。

 

古谷:めっちゃ男前で、背が高くてシュッとしてたら、こんなおしゃれなんかしてないんですよ。

コンプレックスのかたまりやからこんな着飾ってるんちゃうかなって思いますね。みんなそうやと思うんですけど。

 

中島:意外やな。一平でもそうなんや?

 

古谷:僕もそうなんですよ…コンプレックスの塊ですね。

…長尾さんほどではないかもしれないですけど。(笑)

 

長尾:僕はそら、そらもう100%そう(コンプレックス)やよ。

 

全員:(大笑)

 

中島:そういえばこの間たまたま行った飯屋で女の子にそのTシャツかっこいいですねって言われてん。

んで、そん時着てたのがHURRAY HURRAYの去年作ってもらったストーンズので。

異性からそういう意見もやっぱあるんやなってほっとしたわ。

でも今思うとその女の子も100人のうちの10人側やったんやろね。ちょっと変わってたもん。

 

 

 

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HURRAY HURRAYの命。感じてほしい古谷 一平の鼓動。

 

 

古谷:作業しているのとか好きですね。リメイクとか自分で切ってるんですよ。

見えない部分なんですけど地道な作業で、ふつうはみんな嫌がるんですよね。終わりないんで。

USEDの服買ってきて解体して、解体に何日かかってるんやみたいな。

 

中島:まじで?めっちゃ大変やん、他に任せたらええのに。

でもそれは続けていくんやろ、好きなんやし?

 

古谷:もちろん。修行やと思ってます。

解体とか本当に面倒ですけど一枚ずつハサミで自分で切ってます。

服作るうえでそこが生命線やと思ってるんで。組み合わせとかも全部自分でやってるんですよ。

このプリントにはこっちのプリントを合わせよみたいに。人任せにはできない部分ですよね。

リメイクで他の人に裁断してもらう部分は一切ないです。ハンドパワーですね。

 

中島:なんかやばいこと言いだしたな。ハンドパワー?

 

古谷:ハンドパワーです。想いはめちゃくちゃこもってると思いますよ。見えない部分で。

 

中島:なるほどね、それを強く信じてるんや。

 

古谷:信じてます。

 

長尾:出来上がったものしか見てないと分からんよね。

今でこそ隣でもくもくと、もくもくと切っている姿を見てるけど。

今はそういったとこは基本的に工場に外注するところが多いんやけどね。

 

 

中島:心臓と一緒なんやろな。目には見えへんけど一番大事なところか。

なんかまとまりのない感じになってしもたけど面白かった。良い話も聞けたしね。

ゴールデンウィーク、頑張れそうですわ。

 

 

古谷:よかったです(笑)。頑張りましょう!

 

 

 

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いかがだったでしょうか。

いきなりそこに存在しているわけではなく、様々な人の手を伝って届けられる洋服。

5月3日(木曜日)、販売開始です。

 

 

 

 


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