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Used Pajama & Gown

1950~60年代。
アメリカは、第二次世界大戦後の好景気によって、大きな経済発展を遂げる。

黄金時代と呼ばれた当時、
現在ではコストを顧みて製作されないような生地や技術が使用されていました。
そんな贅沢ともいえる嗜好品をファッションに取り入れることが出来るのも、
古着の醍醐味のひとつ。




この総柄のオープンカラーシャツは、当時のパジャマ。
一見、デザイナーズやファッションブランドが
リリースしていそうな雰囲気を放ちます。




テーラードジャケットのようにも見える襟元や袖口には、ブルーのパイピングが入ります。
生地もよく見ると、エンブレム調の柄プラス絣のような模様も入り、
寝る時に着る服にここまでする必要があるのかと思ってしまう拘り。




本格的なタグも付いています。更に左上の人型と”DELUXE”の文字には金糸を使用。

ちなみにこの「RESTWELL」というブランド、個人的に出会うことが度々あり、
ちょっと変わり種の面白いシャツを見つけると、このタグが付いていることが往々にしてあります。




部屋着繋がりでもう一着。ネル素材のガウン。
美しい形状のショールカラーが、昔、タバコを吸う際に着用されていた
優雅なスモーキングジャケット(後のタキシードの原型となるジャケット)を彷彿とさせます。




これは誰がどんな時に着ていたのか
当時の暮らしぶりに思いをはせる。

古着を通じて、時代背景や暮らしを想像するのも楽しく、
いつもそんなことばかり考えてしまっています。


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