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レザーカーディガンBYRD

ビスポークメーカーにお願いするのはいかがなものか?と
思ったのですが、お願いするとやはり融通が利き、話が早いことを知ったのが 5.6年前。
前回は、数種類の革をパーツ毎に変えて制作してもらったのですが
今回は、ホースのみで作っていただきました。




その理由は、数年着込んだ初代BYRDを観察すると
ホース部分のヤレかた、黒光が他の革より深みがあり
吸い付くような肌馴染みに変化することを知った為です。




1stモデルとシルエット・裏地は同じ。
今回、苦労したのはボタンでした。
取り付けていただいていたアンティークボタンがしっくりこず、
谷中と出張中に急遽、ボタン探しの旅へ。
どうにか気に入るホーンボタンを見つけた時は、ギリギリ飛行機に飛び乗れたぐらいの
喜びでした、それにしても高かったホーンボタン。





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週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。


BYRDのレザーって凄いんです。


レザーアイテムって厚い、重い、硬いってイメージはないでしょうか。
ましてやホースレザーであれば尚のこと。
当店別注企画『BYRD』を手掛けていただいたTrojan Horseの益井さんから意外な答えをお教えいただきました。


Trojan Horse BYRD – Black


実はホースレザーで厚みがあるという認識は日本でのみだと思うとのこと。
その昔とあるイギリス系革ジャンが一世風靡した影響により、
そのようなことが根付いたのではと考えられていました。
※非常に厚く、根性で着て馴染ますという触れ込みだったそうです。


その逆を行くのが、今回採用しましたホースレザーです。
薄くて、軽くて、しなやか。
まるでもう1枚皮膚を纏っているかのような感覚すら憶えます。
この感覚、革ジャンを1着以上お持ちの方は、ご理解いただけるはずです。

こちらのレザーを作るきっかけとなったのは『革の折り紙』に巡り合ったことでした。
極薄に革を漉き、折られた鶴。
その鶴を見つめ、自身の洋服にも落とし込めないかと考えられました。
洋服としての耐久性と規格外の薄さを試行錯誤し、
ジャケットとして通用する理想的な厚さを見つけ出されたのです。




BYRDはそういった特徴から、アウターとしてだけでなく、
インナー使い出来る点も魅力。
レザージャケットの悩みと言える着用時期の短さ。
現代において、不便さを楽しむ素材にカテゴリーされてもおかしくないレザーですが、
便利であれば違った見方で向き合っていただけるはずです。

レイヤードに組み込めることで春秋冬の3シーズンに対応します。
ナイロン系のアウターですらも干渉しづらいですので、
今までにないスタイリングをお楽しみください。




そして当店らしさを感じていただけると嬉しい同色ペイズリーの裏地。
他者に見えないところも気持ち上がるように仕込んでます。




実はこちらのレザーはジャパンレザーアワードというコンテストの受賞作。
表彰されたのはフューチャーデザイン賞。
これからの「革製品」の発展および向上に向けて、新たなデザイン性を提案する作品に対してです。

Trojan Horseのプロダクトは、数十年前のレザージャケットを模倣し、追従するのではなく、
数十年後に模倣され、追従される現代のレザージャケットの製作です。

しっかりと先を見据えた新たなレザーの可能性をご覧ください。



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Vol.5095【Trojan Horse:BYRD】


昨年の12月に開催した『Trojan Horse』の受注会、

当店分にオーダーしていたBYRDも先日到着しました。

一般的なレザージャケットの困るポイントとして挙げられる、

着用期間の短さや肩が凝りそうな着心地に対してのアンサーとして別注したこちら。

レザーのハードな印象とカーディガンのリラックス感が混ざり合い、

デイリーに着ることが出来る1着に仕上がりました。


Trojan Horse:BYRD





神戸にあるビスポークレザーメーカー『Trojan Horse』。

お客さん1人1人の体型を計測しピタリと合うレザージャケットを作製するメーカーに、

型から新たに起こしてもらったのが『BYRD』です。


今回使用されているのは丁寧に漉かれた国産ホースレザー。

しっとりとした手触りに鈍い光沢、しっかりと『革』を味わうことが出来ながらも、

とにかく軽く柔らかな着心地を実現しています。









このとっておきの素材に加えて、

ビスポークで培われた立体的なパターンも軽い着心地に繋がります。

ラグラン仕様と絶妙な袖の前振り具合によって、着用してみると驚くほど自然にフィット。

身体の周りが革に覆われているといったそれではなく、一体化している感覚です。


そしてインナー使いとしても前向きに着ることが出来るように、

アームは脇下まですっきり細身にデザイン。

テーラードジャケットの中にレザーを着るといった、

カーディガンタイプならではの楽しみ方も可能になりました。

ただしその分厚手のニットやスウェットの上から着るのは難しいので、

ハイゲージのニットカーディガンやアクリルカーディガンの様なイメージで

スタイリングを考えてみてください。









裏地はブラックペイズリー。

見えない場所に拘るのもファッションの楽しみです。

ちなみに裏地は若干の余裕を持たせて取り付けられており、

着用に合わせて革がある程度伸びる(身体に馴染む)ことも考慮されています。

この辺りの細かな配慮が、流石と言ったところでしょうか。









シャツとかっちり合わせるコーディネートも良いですが、

カーディガンのゆるさを活かして、カジュアルなカットソーを持って来るのもお勧めです。

モックネックと合わせて首元に変化を加えてみたり、パキッとした色物を持ってきたり。

レザーという憧れのある素材を、このモデルによって気軽に取り入れて欲しい。

そんな1枚です。








【Event】

Will Wear Willow Pants








【New Arrivals】

Trojan Horse:BYRD

CHANGES:CH4040 Remake Denim – Indigo

SAINT JAMES:OUESSANT


Vol.5032【TROJAN HORSE:BYRD】


【Event】ページを更新しています

5年前に別注したレザーカーディガン、その第2弾の受注会を開催します。

今週末の2日間となりますので、気になる方はぜひ。


TROJAN HORSE:BYRD





着用している個体は5年前に作ってもらったもの。

スタッフが1人所有していたので、イベント時の試着サンプルとして持って来てもらいました。

あらためて袖を通してみると、流行なんかは無視したタイトなフィット感。

172cmの57kgでMサイズを着ているのですが、まさに『ジャスト』といった具合です。


レザージャケットといえばアウターのイメージがありますが、

こちらはインナー使いも出来るようにデザインをお願いしたため、袖なんかはかなり細身に。

そのため厚手のニットやスウェットの上から着ることは難しいので、

カットソーやシャツの上から合わせてみてください。









今回のモデルでは丁寧に漉かれたホースレザーが使われており、

とにかく軽い着心地となっています。

神戸の『TROJAN HORSE』さんを訪れた際に同じ革を使ったジャケットを着させていただいたのですが、

それこそデニムシャツやナイロンジャケットを着ているくらいの感覚でした。

どれだけ格好良くても重くて硬いとだんだんと着なくなってしまいがちなので、

気楽にレザーを着こなしたいという方にはお勧めです。


シルエットや素材、ディティールなどから、

当店の洋服であればMOJITOやAUBERGEなんかが相性良さげ。

アブサンシャツの上に羽織ったり、モールスキンジャケットのインナーに持ってきたり。

革にしか出せない深みを、春のコーディネートにどうぞ。









ちなみにバリエーションはブラックとブラウン、

それぞれ表革とスウェードの計4種類から選べます。


正直人を選ぶアイテムですが、ハマると癖になる1着です。

お渡しは来年の3月を予定しているので、春のスタイリングをイメージしながら、

じっくりと考えてみてください。







※明日12/9(Fri)は店休日となります。

翌12/10(Sat)より通常営業をさせていただきます。

皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。



【Event】

TROJAN HORSE:BYRD pre-order



【New Arrivals】

Willow Pants:New Arrivals


レザーカーディガンBYRD。



今週末10日(土)11日(日)は神戸にあるビスポークレザーメーカーTrojan Horseへ別注しました、
レザーカーディガンBYRDのオーダー会です。




5年前、10周年の企画でお願いしましたレザーカーディガン。
ハードなイメージのレザーと柔らかくどこか中性的な雰囲気のあるカーディガン。
対極の魅力を重ね、新たな着地点を探った一着です。

今回はブラックとブラウンの国産ホースハイドを使用。
表裏どちらでもオーダー可能です。
厚みもそこまでございませんので、
お届けする春は1着で、寒くなればレイヤードも可能。
スタイリングの幅を広げてくれます。




見た目にも着心地的にも重さのあるレザーウェア。
その重量感が時に気分を高めてくれるのも事実ありますが、
軽さだったりや気負わず袖を通せることで、
より長く着続けていただければ嬉しいです。

音楽やモーターサイクル等カルチャー色が出てないからこそ、
ご自身の色でお楽しみいただけます。




ペイズリー柄の裏地で当店らしく。
見えにくい、見えない箇所はとても大切。
より特別な思いでご着用いただけます。

個人的にはスエードで1着作ってみようかなと思案しています。
楽しみです。



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TROJAN HORSE:BYRD pre-order



「レザーを着たい」

今年の春にそう思い立った私達は、再び『TROJAN HORSE』の扉を叩いていました

5年前、別注品としてデザインから起こしていただいたカーディガンを元に

新たなレザーを乗せた今回の1着

次の春に向けたオーダー会を開催します









【Date】

12.10 Sat & 12.11 Sun



【Contents】

当店別注となるレザーカーディガン、『BYRD』のオーダーを承ります

※納品は2023年3月を予定しています


カラーパターンはブラックとブラウン

それぞれ表革とスウェードの計4種類からオーダー可能です


価格:¥132,000(税込)

※オーダーの際は内金として¥30,000頂戴いたします













今回使用されているのは、丁寧に丁寧に漉かれた国産ホースレザー

しっかりとハリやコシを残しながらも、軽くしなやかな着心地を実現させています

「重さや着心地で満足できるものに出会えない」という方に対して製作したという

『TROJAN HORSE』ならではの素材

これまでのレザーウェアに対する概念が覆る、新感覚の仕上がりです













さらにアンティークボタンやペイズリー柄の裏地など

別注らしいディディールも大きな魅力


「過去のヴィンテージを模すのではなく、数十年先にヴィンテージとして模される1着をつくる」

そう語る『TROJAN HORSE』さんが手掛けるレザーカーディガン

お見逃しなく






















【Trojan Horse】10年目の挑戦

 

 

『10周年に相応しい挑戦を』

今から約1年前のある日、そんな思いを胸に秘めながらも、

何を探してと言うわけでなく見て回っていた小規模な展示会。

偶然出会ったレザーメーカー【Trojan Horse】

そこから今回の企画が始まりました。

 

 

 

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Bespoke、デザイナーと話し合って作り上げていく個人オーダーのスタイル。

デザイナーの益井さんが作るレザー製品を最初に見たとき、

この人となら求めるレザーが作れるかもしれないという、予感めいたものがありました。

 

何枚か所有してはいるのですが、どれも最終的に着ることが少なくなったレザーの洋服。

革製品特有の重さと動き辛さからくるストレスが原因でした。

潜在的に望んでいた、ずっと着続けたいと思えるレザー。

軽く柔らかな着心地、そして長時間の着用でもストレスを感じない。

そんな理想形を目指し、神戸にあるTrojan Horseのアトリエを訪ねたのです。

 

お世辞にも人が訪れやすいとは言えない場所に建つアトリエ。

扉をくぐると、暗く重厚な雰囲気の空間が広がります。

その場の空気に触れたとき、

『作れるかもしれない』という思いは『作れる』という確信に変わりました。

 

 

 

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「どれくらいの種類のレザーを用意することが出来るのか」

初めにすると決めていた質問です。

Bespokeだからこそ叶う、パーツごとに異なるレザーを使用したいという我儘な要望。

ホースにゴート、キップなど、6種類ものレザーを揃えていただきました。

 

果たしてどのような経年変化を見せるのかは、私達にも分かりません。

完成形の予想が付かない洋服からは、不安以上に大きな期待感を抱きます。

 

 

 

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また今回の洋服を作るにあたり、「所有者一人一人の満足感」をテーマとし、

どうすれば「個人」に満足してもらえるのかを話し合いました。

 

そうして出てきたのは、「1点もの」というキーワード。

当店でいうインディアンジュエリーにも通ずるように、代わりのきかない洋服からは、

必ずや所有することへの喜びを感じていただけると信じています。

 

レザー自体、個体差があるためそれぞれ表情は異なるのですが、

更に「1点もの感」を加えるため、1着ずつ「不揃いのアンティークボタン」を使用することに。

小さなパーツではありますが、違いを感じていただける大きな要素となりました。

 

 

 

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そうして出来上がったのは、果たして格好良いのか悪いのか。

正直に言うと、それすらも分かりません。

 

「これを着ておけば間違いない」というようなものでは決してなく、

どうやって着ようかと悩み、これからも模索し続けていくであろう

ある意味とても当店らしい洋服。

 

レザーのイメージが無い当店が考えた1着。

その全貌は次回の更新で。

 

 

 

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