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BYRDのレザーって凄いんです。


レザーアイテムって厚い、重い、硬いってイメージはないでしょうか。
ましてやホースレザーであれば尚のこと。
当店別注企画『BYRD』を手掛けていただいたTrojan Horseの益井さんから意外な答えをお教えいただきました。


Trojan Horse BYRD – Black


実はホースレザーで厚みがあるという認識は日本でのみだと思うとのこと。
その昔とあるイギリス系革ジャンが一世風靡した影響により、
そのようなことが根付いたのではと考えられていました。
※非常に厚く、根性で着て馴染ますという触れ込みだったそうです。


その逆を行くのが、今回採用しましたホースレザーです。
薄くて、軽くて、しなやか。
まるでもう1枚皮膚を纏っているかのような感覚すら憶えます。
この感覚、革ジャンを1着以上お持ちの方は、ご理解いただけるはずです。

こちらのレザーを作るきっかけとなったのは『革の折り紙』に巡り合ったことでした。
極薄に革を漉き、折られた鶴。
その鶴を見つめ、自身の洋服にも落とし込めないかと考えられました。
洋服としての耐久性と規格外の薄さを試行錯誤し、
ジャケットとして通用する理想的な厚さを見つけ出されたのです。




BYRDはそういった特徴から、アウターとしてだけでなく、
インナー使い出来る点も魅力。
レザージャケットの悩みと言える着用時期の短さ。
現代において、不便さを楽しむ素材にカテゴリーされてもおかしくないレザーですが、
便利であれば違った見方で向き合っていただけるはずです。

レイヤードに組み込めることで春秋冬の3シーズンに対応します。
ナイロン系のアウターですらも干渉しづらいですので、
今までにないスタイリングをお楽しみください。




そして当店らしさを感じていただけると嬉しい同色ペイズリーの裏地。
他者に見えないところも気持ち上がるように仕込んでます。




実はこちらのレザーはジャパンレザーアワードというコンテストの受賞作。
表彰されたのはフューチャーデザイン賞。
これからの「革製品」の発展および向上に向けて、新たなデザイン性を提案する作品に対してです。

Trojan Horseのプロダクトは、数十年前のレザージャケットを模倣し、追従するのではなく、
数十年後に模倣され、追従される現代のレザージャケットの製作です。

しっかりと先を見据えた新たなレザーの可能性をご覧ください。



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週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。


Vol.5095【Trojan Horse:BYRD】


昨年の12月に開催した『Trojan Horse』の受注会、

当店分にオーダーしていたBYRDも先日到着しました。

一般的なレザージャケットの困るポイントとして挙げられる、

着用期間の短さや肩が凝りそうな着心地に対してのアンサーとして別注したこちら。

レザーのハードな印象とカーディガンのリラックス感が混ざり合い、

デイリーに着ることが出来る1着に仕上がりました。


Trojan Horse:BYRD





神戸にあるビスポークレザーメーカー『Trojan Horse』。

お客さん1人1人の体型を計測しピタリと合うレザージャケットを作製するメーカーに、

型から新たに起こしてもらったのが『BYRD』です。


今回使用されているのは丁寧に漉かれた国産ホースレザー。

しっとりとした手触りに鈍い光沢、しっかりと『革』を味わうことが出来ながらも、

とにかく軽く柔らかな着心地を実現しています。









このとっておきの素材に加えて、

ビスポークで培われた立体的なパターンも軽い着心地に繋がります。

ラグラン仕様と絶妙な袖の前振り具合によって、着用してみると驚くほど自然にフィット。

身体の周りが革に覆われているといったそれではなく、一体化している感覚です。


そしてインナー使いとしても前向きに着ることが出来るように、

アームは脇下まですっきり細身にデザイン。

テーラードジャケットの中にレザーを着るといった、

カーディガンタイプならではの楽しみ方も可能になりました。

ただしその分厚手のニットやスウェットの上から着るのは難しいので、

ハイゲージのニットカーディガンやアクリルカーディガンの様なイメージで

スタイリングを考えてみてください。









裏地はブラックペイズリー。

見えない場所に拘るのもファッションの楽しみです。

ちなみに裏地は若干の余裕を持たせて取り付けられており、

着用に合わせて革がある程度伸びる(身体に馴染む)ことも考慮されています。

この辺りの細かな配慮が、流石と言ったところでしょうか。









シャツとかっちり合わせるコーディネートも良いですが、

カーディガンのゆるさを活かして、カジュアルなカットソーを持って来るのもお勧めです。

モックネックと合わせて首元に変化を加えてみたり、パキッとした色物を持ってきたり。

レザーという憧れのある素材を、このモデルによって気軽に取り入れて欲しい。

そんな1枚です。








【Event】

Will Wear Willow Pants








【New Arrivals】

Trojan Horse:BYRD

CHANGES:CH4040 Remake Denim – Indigo

SAINT JAMES:OUESSANT


Vol.3465 【PROTOTYPE:BYRD 】

 

ジャズトランぺッター、ドナルドバード。

時代に先駆けて様々なスタイルを取り入れた音楽は、

今なお色褪せない魅力を放ちます。

 

そんな彼から命名した、PROTOTYPE初のレザーアイテム。

同色異素材を革で表現した、特別な1着が仕上がりました。

 

PROTOTYPE:BYRD

20171022-dsc_9805

 

 

パーツごとに異なるレザーが見せる、複雑な表情。

時が経つにつれ、それぞれの革は違う変化を遂げていきます。

10年後、どのような姿になっているのか、楽しみでなりません。

 

アウターとインナー、両方に使っていただけるように設定したシルエット。

形の通り、カーディガン感覚でさらっと着てみてください。

 

 

20171022-dsc_9824

 

 

大きなポイントの1つである、アンティークボタン。

1着ずつ種類の異なるボタンを取り付けることで、

「代わりの効かない洋服」として、所有することへの満足感を。

 

本日から販売を開始させていただき、

ありがたいことに早速動き出しています。

 

実際に見て、触れていただきたい洋服です。

 

また本日更新の【Roots】で、より詳細を記載させていただいております。

宜しければ併せてご覧くださいませ。

 

【Roots】

PROTOTYPE"BYRD"

5

 

 

【Column】

【Trojan Horse】10年目の挑戦

20170317-dsc_3811

 

 

【New Arrival】

PROTOTYPE:BYRD – Black / 149,040 YEN

ink:HARVEST – Hunting Vest – Black – Type A / 24,840 YEN

ink:HARVEST – Hunting Vest – Black – Type B / 24,840 YEN

 

 


PROTOTYPE"BYRD"

 

"10年目の挑戦"

 

想いを形に、出来上がったのは多種革使いのカーディガン。

 

1着ずつ異なる表情は、所有することに確かな喜びを。

 

 

 

5

 

 

 

 

『PROTOTYPE』

 

 

"BYRD"

 

 

 

 

20171018-dsc_8949

 

 

 

 

"レザーの多種類使い"

 

ホース、ディア、キップ。身頃に使用された3種類のレザー。

作り手の技術が詰まった、薄く剝かれた革。

初めて袖を通した瞬間から、柔らかな着心地を感じて頂けます。

 

袖の切り替えしにはゴートレザー。

複雑なパターンで立体的に仕上げられた肩回り。

革が馴染むにつれ、より快適でストレスの無いフィット感へと。

 

前立てのホーススウェードにポケット口のゴートスウェード。

優しく起毛したレザーは光を吸収し、表革とのコントラストを演出します。

 

 

5年後、10年後、パーツごとに異なる変化を遂げたレザーは

果たしてどのような表情を見せるのでしょうか。

 

 

 

 

3

 

 

 

 

"ディティール

 

「らしい」ペイズリー生地での総裏仕様。

ウールのニットや起毛した洋服の上から着た場合でも、

滑らかな袖通りを提供してくれる上質なキュプラ。

 

 

 

 

2

 

 

 

 

断ち切りで仕上げた袖口。

捲ることが可能な厚さを実現させるために。

1折りしてインナーの袖を覗かせる、

ちょっとした印象の変化を楽しんでいただけます。

 

 

「1点もの」をテーマにした、アンティークボタン。

100年以上の時を超えてきた、1着ずつ異なる小さなパーツ。

世界中のどこにもない、自分だけの洋服へ。

 

 

 

 

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"インナー使い

 

 

 

 

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コートにパンツ、同色でまとめたコーディネイト。

そこに奥行きを与える、レザーの艶めかしい光沢。

その存在感に思わず引き付けられます。

 

 

Vゾーンの深さや前立ての幅、

インナーとして着用した際にも納まりの良い着丈。

試行錯誤を繰り返し、ここまでたどり着きました。

 

 

 

 

4

 

 

 

 

「どう着ようか」

 

理想の答えを追い求め続けて。

 

 

 

 

 

 


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