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M.W.Jean Jacket – Glitch Stitch



朝晩の気温差が大きく


20℃を超える日もちらほら・・。


それでも着たいと思えるデニムジャケットが
Needlesより到着いたしました。




Glitch=スラングで故障や不具合といった意味合いですが、
意訳で「未完成」といった表現がしっくりくるでしょうか。


縫えていない「風」のデザイン。




個人的に着目したのは、ベースとなるジャケットのデザインに、
ヴィンテージの要素が含まれている部分。


前身頃は、Wrangler 111MJを思わせる、プリーツ+カンヌキの仕様。
カンヌキも、アシメトリーな配置で「Glitch感」を演出。




シンチバックは、針刺しタイプとなるので、
リーバイスの1st=40年代の対戦モデルをモチーフとしているかと思われます。


「完成度の高い未完成品」というアイデアの斬新さもさることながら、
様々な洋服を観て、着てこられた要素が、ふんだんに感じられる点が
Needlesの恰好良さ。




パープルカラーのブランドタブや、パピヨン柄のボタン、
着用した際のシルエットはしっかりと「現在」を捉えています。


ヴィンテージがお好きな方。
トラックパンツの上に着るものをお探しの方。
斬新さを追い求める、モードな方。


こんなに個性的なのに、多くの人が夢中になる要素があります。
計り知れない、Needlesの奥深さ。


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Willow Pants – R-008 studs



実はスタッズベルトをはじめ、派手なベルトをこっそり巻いていることが多いです。
トップスに隠れていることがほとんどですが・・。


Willow Pants / R-008 studs – Blk



主にパンツと、パンツ周辺の小物を中心にリリースされる
「Willow Pants」より、リリースされたスタッズベルトになります。




製作は「Rooster King & Co.」

ヴィンテージ感のあるレザーアイテムを得意とされている Rooster King 。
中央に入るカービングや、スタッズのアンティーク加工など、
随所にらしさを発揮されています。

びっしり目立つわけではないですが、
かくし味のように、このカービングがあるとないとでは大違い。

プラス、小さいドーム型のスタッズが良い仕事をしていますので、
こちらもご注目下さい。




こっそり忍ばせるしかないと思っていたスタッズベルトですが、
こちらは先端が長く作られており、トップスの裾からちらっと見せることが出来ます。

ありそうでなかった嬉しい仕様!
Tシャツ+パンツの季節が待ち遠しくなりますね。





タックイン派の方にも朗報です!
バックにもスタッズが打ち込まれていますので、
後ろ姿も抜かりはありません。


スタッズベルトでありながら、コテコテ感が滲み出たり、カルチャー寄りにならないバランス。
ありそうで本当に見つからない・・さじ加減が絶妙な一本です。


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TUITACI – db Ex ICIRIAN VELVET CARDIGAN



洋服を選ぶうえで大切なこと


気温調節に最適?

どんな場所にも着ていける?

何にでも合わせられる?


それらも大事かもしれませんが、
ぼくが一番大事に思うのは「(気持ちが)アガること」


TUITACI / db Ex ICIRIAN VELVET CARDIGAN – White


見事にアガってます。


先日、このカーディガンをお買上いただいたお客様は
お花見に着て行って下さったとの事。


嬉しい着方、ありがとうございます。
そんなハレの舞台で活躍させていただきたい一着。





持ってそうで意外とない、白ベースの爽やかになり過ぎない服。

透け感がありつつも、レディース感は一切ない仕上がり。





素材・加工・サイジング・カーディガンという型。

どれもが欠かすことの出来ない要素として、絶妙なバランスで成立しています。





ちなみにTUITACIでは、シーズン毎にテーマフラワーを設定されています。

それは「シーズンが終わっても、枯れる事なく着れる服」というメッセージ。


まさにこの柄には、瞬発力もさることながら、

中毒性ともいえる抜け出せない魅力が潜んでいます。

お試しの際には、お気を付け下さい!


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GOOD KARMA DEVELOPMENT – DAVE


「唯一無二」

大袈裟に感じてあまり使いたくないワード。

けれども、このレザージャケットには相応しい言葉。




各パーツの端は、ナチュラルエッジと呼ばれる、
元々の革の表情をそのまま活かしたもの。
当然、一点一点異なる仕上がり。

その佇まいは、まるで1頭の動物の気配を感じる程。




洋服を製作する際、”やりたいこと” と “コスト”
このバランスが難しい。

おそらく、デザイナーの橘氏は、”コスト”は度外視し、
一切の妥協なく細部を拘りぬいたのではないか。

そう思わせる、随所のディテールの数々。




力釦にもランダムなレザーの切れ端を使用。

裏地は綿を使用し、半裏にすることで直でレザーの質感を味わうことが出来る。




背面は通称「Tバック」と呼ばれる切り替え。

デザインのみならず、革の取りを考慮した仕様。




ヴィンテージを彷彿とさせる針刺しバックルに・・




レザーの接合部はジグザグステッチ。端の断ち切り、手書きタグ。

どこを見ても「絵」になる一着。




ひとつひとつ表情が異なる。デザイナー自らによる手描きのパッチ。

タグすらも格好良い。




あえて隙をつくる余裕も含めて「完璧」

世界レベルで比類のないレザージャケット。





やはり「唯一無二」と言わざるを得ない。


4/8~ On Sale


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Made in California



アメリカの空気感をたっぷり含んだ、ごろっと贅沢なシルバーの塊という第一印象。

いずれも伝統的なデザインがベースとなり、他のアクセサリーとの相性も良し。
様々な組み合わせで楽しんで下さい。





[ ID Bracelet ]


元来は、戦時中に兵士の身元を証明するためのものというのは有名な話。

マッチョなイメージを抱きがちだが、チェーンのカッティングとTバーで色気のあるブレスレットへと昇華。





[ SS-2 Sherman Oaks ]


楕円形のパーツにカッティングを施した、ハイエンドな雰囲気漂う逸品。

とはいえ、小綺麗でつまらない感じは全くなく、USA製ならではの味が滲み出た表情は必見。






[ SS-12 Cuban – Size S&M ]


日本では喜平チェーンの呼び名でお馴染み「キューバンチェーン」

HIPHOPや恐い人の印象も強い喜平ですが、細めで上品な印象ですのでご心配なく。





[ Signet Ring  ]


リングもございます。

指輪の起源ともいわれ、かつてはこちらも身分を証明するために、
いわゆるハンコとして使われていました。

小さめサイズ中心です。かつての貴族たちのように、ピンキーリングとしてお一つどうぞ。



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Zapoteco Rugs 2



前回のブログでは、私が感じるサポテックラグの魅力について
書かせていただきました。

今回は、より実用的な観点で様々な用途を考えてみました。




まずは、60cm×100cmの程よい大きさのサイズのものから。
お客様に用途をお聞きすると「テーブルや椅子の下に敷く」と
仰っていただくことが多いです。

厚みのあるウール素材は丈夫ですし、テーブルの下だと汚れも気になりますが、
ご家庭で洗えますので、ご安心下さい。
足元も冬場は暖かく、夏もさらっとした感触が気持ちよく感じられます。




上記と同サイズのものを玄関マットとして使用したイメージです。
来客の際にも、真っ先に目に入る箇所に、自慢の一枚を。




最後に。「敷く」以外の用途として、
タンスや棚から「被せる」のも一つかと考えてみました。
フリンジのついていないタイプですと、スッキリした印象です。

様々なサイズを試してみましたが、大きめのサイズを選んでおくと、
「敷く」以外の壁に貼る・吊るす・被せる等で使うとなった際に、使い勝手が良く、
結果的に長くお使いいただけるように感じます。


使えるお金は、ほぼ洋服に投じてしまう私が言うのも何ですが、
その投資対象を、身の回りの毎日目にするものに使うことも有意義ではないかと。
このラグと出会い、視野が広がってしまいそうな自分が怖くもあり楽しみでもあります。


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Zapoteco Rugs


メキシコより届いたラグに雑貨。

私は今回初めて実物を拝見したのですが、
もう惹きつけられまくっています。



惹かれる要素としては、大きく二つ。
①人がつくる温もりを感じられる。
➁素朴かつモダンなデザイン。

この二大要素は、個人的にはツボなポイントのようで、
自分が良いなと思うインディアンジュエリーにも通ずるように感じます。





①人がつくる温もりを感じられる。

インディアンジュエリーのみならずですが、
精密にビシっとつくられたものよりも、
ちょっといびつだったり、ラフな味のあるものに惹かれます。




「Zapoteco Rug」は、全て天然の素材で作られています。
羊の毛を木の実や虫等で染め、糸から作製し、人の手で織られています。
生地をよく見ると、織りや色のムラがありますが、
その1点モノ感、人がつくったものとわかる感触。

大量生産されるものとの明らかな違いに魅力を感じます。





➁素朴かつモダンなデザイン。

実物を見るまでは、カラフルでお土産ものっぽい印象を持っていましたが、
現代アートのような作風は、固定概念をぶち壊されました。

また、デザインはそれぞれ、ピラミッドなどの遺跡や、自然の風景などをモチーフとしており、
デザインのためのデザインではない、嘘っぽくない意味のあるデザインという点が
飽きることなく使っていけると感じるポイントです。




インディアンジュエリーもまさにそう感じます。
モダン且つ意味のあるモチーフ。
おしゃれの為につくられたものではなく、
自然信仰や文化的な背景が刻まれたもの。




この「Arrow」のように、共通するモチーフもございます。
その製作の由来や、人の手による1点ものがお好きで
インディアンジュエリーをコレクションされている方であれば、
魅了されることかと思います。


本物の魅力を是非体験してみて下さい。


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Willow Pants



洋服を見て、デザイナーの方の好きなものが見えるブランド。


ブランドを好きになる基準のひとつです。


Willow Pants / P-001(denim) – Blu / Red

「Willow Pants」はまさにデザイナーである、panntherさんの嗜好や、
ライフスタイルを覗いているようなブランド。


それは、例えばこのバックスタイルだけでも、
ギュッと様々な要素が凝縮していて、
只者のパンツではない様子が窺い知れます。




フロントボタンの裏側。
丁寧にレザーが挟み込まれています。


この意図について、panntherさんにお尋ねしたところ、
「特に機能としての意味はない」とのご回答ですが・・。




「Willow Pantsは脱いだ姿も様になる服を意識している」


いや見せること、ほとんどありませんけどっ
思わず言いかけましたが、あえてそこに拘る美学。
着用した者が知り得る満足感。


Willow Pantsが他にはない独自のものに感じるのは何故か。
その秘密に少し触れられた気がしました。




「あとは、レギュラーの古着と合わせて恰好良いパンツ」

確かに!
Willow Pantsは古着に馴染みつつ、合わせを格上げしてくれる頼もしさがある。


新品の服を買う際、
数十年後にこの服が発見された時に、面白い古着として残るかどうか、
考えてみたことはないでしょうか。


Willow Pantsはヴィンテージというよりはグッドレギュラーという
呼び名がしっくりきそう。
ブランドネームや市場価値に関係なく、
服好きが作り、服好きが見つけて輝く、そんな愛すべき服。


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WILLY CHAVARRIA – FRESNO LS


Tom Tosseynというグラフィックアーティスト。


Raf Simonsや、Stella Mccartney等のコレクションブランドから
マイナーなレコードレーベルなど、メジャーからマイナーどころまで
多岐にわたるグラフィックを手掛けています。


経歴などの詳細はあまり明かされていないのですが、
作風はポップでありながら、どこか影のある雰囲気やサブカルチャー的要素を含み、
中でも、Raf Simonsのコレクションは、ブランドのイメージとも合致し、特に印象的でした。


WILLY CHAVARRIA / FRESNO LS – Bright White


そんな氏が関わっているアイテムが、当店にも一着ございます。
WILLY CHAVARRIAとの協業となります「FRESNO LS」

ちなみに「FRESNO」はカリフォルニアの都市の名称で、デザイナー WILLYの故郷。
コレクションの中でも、プリントが施されたアイテムに付けられるのが 「FRESNO」 です。




今回のグラフィック。

ラモーンズ感のあるカレッジ調のロゴには、
「broken bond retaliation」意訳ですが「絆を壊した者への報復」

クロスや花をミックスさせたスピリチュアルなビジュアルと相まって、
Tom Tosseynならではのポップかつダークな世界観を感じます。




袖にも一見「?」なプリントが。

鏡に映すと読めるのですが、
「instituto misericordioso de la revelacion」
ラテン語で確かな意味は解読できなかったのですが、
関連画像には、宗教的なモチーフが数多く出てきましたので、
恐らくはそのような意味合いかと考えられます。




WILLYならではの、しなやかな生地と独自のシルエット+Tomのグラフィック
=ストリートとモードを融合した新しい「時代を象徴する」一着が誕生しました。
時代を象徴するという意味では、アートピースや芸術品と変わりはございません。


「日常的に着用出来るアート」
そう呼べる洋服はあまり多くはないと思いますが、そんな洋服が好きで、
一着でも多くクローゼットに増やしていきたいと常々思っている次第です。


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Used Pajama & Gown

1950~60年代。
アメリカは、第二次世界大戦後の好景気によって、大きな経済発展を遂げる。

黄金時代と呼ばれた当時、
現在ではコストを顧みて製作されないような生地や技術が使用されていました。
そんな贅沢ともいえる嗜好品をファッションに取り入れることが出来るのも、
古着の醍醐味のひとつ。




この総柄のオープンカラーシャツは、当時のパジャマ。
一見、デザイナーズやファッションブランドが
リリースしていそうな雰囲気を放ちます。




テーラードジャケットのようにも見える襟元や袖口には、ブルーのパイピングが入ります。
生地もよく見ると、エンブレム調の柄プラス絣のような模様も入り、
寝る時に着る服にここまでする必要があるのかと思ってしまう拘り。




本格的なタグも付いています。更に左上の人型と”DELUXE”の文字には金糸を使用。

ちなみにこの「RESTWELL」というブランド、個人的に出会うことが度々あり、
ちょっと変わり種の面白いシャツを見つけると、このタグが付いていることが往々にしてあります。




部屋着繋がりでもう一着。ネル素材のガウン。
美しい形状のショールカラーが、昔、タバコを吸う際に着用されていた
優雅なスモーキングジャケット(後のタキシードの原型となるジャケット)を彷彿とさせます。




これは誰がどんな時に着ていたのか
当時の暮らしぶりに思いをはせる。

古着を通じて、時代背景や暮らしを想像するのも楽しく、
いつもそんなことばかり考えてしまっています。


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