- UPDATE: 2026.3.22
- Roots
saby
日本人としての美意識を表す言葉、わび・さび。
そこから着想を得た造語が、ブランド名の〈saby(サバイ)〉です。
あくまで『洋服』でありつつも、そっと和の心を添えたアイテムの数々。
それらは自然と身体に馴染み、自分らしい格好良さ、美しさを表現する手助けをしてくれます。
どうぞ覚えていってください。

毎年2月から4月、7月から9月という二度の期間で開催される、次シーズンの洋服をセレクトするための展示会。
既に取り扱いのあるブランドだけでなく、まだ見ぬ洋服を求めて新規のブランドも多く尋ねます。
ですが新たに扱いたいと思える出会いは、正直なところ10件に1つもありません。
そんな中、ちょうど半年前の展示会シーズンに訪れたのが〈saby〉でした。
「これは良いブランドだ」、そう判断したのはかなり早かったと記憶しています。
いわゆる流行りをなぞっただけの『それっぽい服』ではなく、
デザイナーである橋本さんの『試行錯誤』がこの手に伝わってくるように感じたコレクション。
そして実際に着てみると、冒頭でも述べた通り、
まるでずっと前から知っていたかのように馴染んだんです。
またこれもかなり重要なポイントなのですが、橋本さん自身のキャラクターの強さにも惹かれました。
狂気的なエネルギーが溢れている人が作るものには、明らかに他とは違う何かが表れます。
「長く付き合っていけるブランドと出会えたかもしれない」と、
その日の帰りの新幹線は気持ちが明るかったです。


コートからブルゾン、シャツにカットソーまで展開するトータルブランドですが、
芯となっているアイテムは間違いなくパンツです。
そのほとんどはトラウザーをデザインベースにしており、シルエットの追及は凄まじいの一言。
タックの角度や分量、股ぐりのラインにワタリ幅など、
かなり悩み苦しんだ結果生み出された美しさであることが推測できます。
その上でさり気ないディティールであったり、素材使いであったり、僅かに感じる『隙(不完全さ)』。
それがきっと<saby>の言う『わび・さび』なのでしょう。
隙を残すことで着る人にコーディネートを委ねる。そんな美意識にグッとくるんです。
ブランドのアイデンティティが特に色濃く出ている、パンツというカテゴリー。
まず最初はここから手に取って欲しい。
個人的な今の想いです。


そんな<saby>、今シーズン当店がセレクトしたアイテムは既に全品番入荷しました。
決して多いとは言えませんが、自身を持ってお勧めできる内容となっています。
ぜひお手持ちの洋服と組み合わせて、自分らしく着こなしてください。

