MOUT RECON TAILORの静かで高スペックなアウター。
昨日からグっと冷えた感のある関西。
北海道の方では、もう雪が降っているようですね。
そろそろアウターを意識するタイミング。
洋服がもっと楽しめる時期です。
MOUT RECON TAILORのMOUT INSULATION FIELD COATは、
冬を安心して迎えることの出来る1着。

MOUT RECON TAILOR MOUT INSULATION FIELD COAT
光沢が抑えられたマットなブラックカラー、
所々ミリタリーっぽい武骨さを漂わせながらも、
スッキリとした印象に。
とはいってもそこはMOUT RECON TAILOR。
テクニカルで良い意味でのオーバースペックが随所に。

まずボディに使用された生地は『supplex nylon』を採用。
サプレックスナイロンと読むこちらは、
アメリカのDUPONT(デュポン)社が開発した高機能ナイロン素材です。
軽量かつコンパクト、高密度の極細フィラメント構造で、
ナイロンに比べて柔らかく、コットンに似た手触りが特徴。
手馴染みが良く、味わい感じる質感はナイロンというのを疑うはずです。
ナイロンならではの高い繊維強度、防風性もそのままに、
しわになりにくい優れた弾力回復性も備えています。
97.5%の紫外線を遮断するUVカット機能も備わっていますので、
雪の多い地域で過ごす際も、太陽光の反射から肌を守ってくれます。

そして中綿には『CLIMASHIELD APEX』を採用。
軽量で、保温、防湿性、形状保持に優れた単繊維で作られた保温素材です。
(ベーシックな中綿よりも、より軽量性と保湿性に優れています)
プリマロフトに続く、次世代の中綿として米軍に採用されたのがクライマシールド。
(米軍が正式採用しGEN III ECWCSのLEVEL VIIの中綿として使用されています)
名だたるブランドでも採用され始めており、ダウンのようなロフト感とソフトな風合いで、
水を吸わず、保温性抜群で取扱いにも優れている最新中綿です。
中綿量のボリューム感が街で楽しむには適量というのもポイント。
パンパンに嵩高いと、街では大袈裟。
しっかりと保温性をキープ出来る安心感はありながらも、
着用したまま車の運転も苦にならないというのが魅力です。

胸部には大振りのファスナーポケットを2つ配置。
ウエストバッグ位の大きさですので、
容量的にも問題なし。
全てのファスナーの持ち手には、MOUTお馴染みのI.T.W Nexusの『GT Zipline Alpha』を採用。
軍用に開発された特殊な軟質樹脂製の極めて強高度なタブで、耐荷量は30kgほど。
柔らかで、持ち感優秀ですが、少々強めに引っ張ても強度面も問題ございません。
グローブを装着したままでも操作しやすいという点もポイントです。

立体的形状をキープするフード。
MOUTの製品に共通して言えることですが、パターンの美しさも見逃せません。
巷のダウン、中綿製品の多くは、胸や袖にブランドロゴが入るものが大半です。
一目見て分かるのが、少し違うかなというスペック重視の方には、
響くところがある1着かと思います。

週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。

