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  • UPDATE : 2019.4.29

GW Event Vol.3【WALTZING MATILDA & Rheet Lewis】

 

 

ゴールデンウィーク企画の第三弾

アメリカという広大な土地の片隅で、手作業で作られるサンダルにアンクレット

作り手の背景を知ると、これらのアイテムを見る目は変わってきます

量産物にはない、目に見えなくとも感じることの出来る魅力に触れてください

 

 

 

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WALTZING MATILDA:ACE Leather Sandal

 

『エアストリーム』

工房と店舗を兼ね備えた銀色に輝く車で、アメリカ大陸を回る革職人がいます

 

食べていくために必要最低限な生産を行い、無駄なものは作らない

山や海といった自然を尊重し、文明社会に対するアンチテーゼ的な暮らしを送る

ヒッピーと呼ばれるカルチャー

彼はその文化の中で、必要とされる場所に赴いては

必要とされる分のサンダルやバッグといった革製品を作成します

 

どこかの土地を買い、そこに店を構えるのではなく

あくまでも移動式という形にこだわり、そしてそれを実現させている

エアストリームの中で、革の裁断から縫製まで、目の前で行う

そのモノを見たときに、何食わぬモノに映るかもしれませんが

ディティールであったり、エイジングであったり

量産には絶対に出すことの出来ない味があります

 

富みや名声といったしがらみからは、遠く離れた位置にいるヒッピー

動物的ともいえる彼らの生き方が、今の時代とても人間らしく映ります

そんな人物が作るモノを紹介することができ、とても嬉しい気持ちです

 

 

余談ではありますが、この『WALTZING MATILDA』というブランド

恐らく最初で最後の入荷となります

今回の納品が終わった後、彼は音信不通となりました

 

何か新しくやりたいことが見つかったのか

あるいは海外からも求められるほどに大きくなってしまったブランドが

彼の中で引っかかったのか

真意は分かりませんが、このタイミングで当店に届いたということ

これも何かの縁だと感じています

 

クオリティーやデザイン性で語るのであれば、これよりも優れたものは数多くあるかと思います

ですがそこではなく、カルチャーや生産背景に価値を見出すことができる方に

選んでいただきたい1品です

 

 

 

 

 

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Rheet Lewis:Stamped Anklet

 

懐かしさを覚える方もいらっしゃるでしょうか

Rheet Lewisのアンクレットが、数年ぶりに店頭に並びます

男性が嫌味なく身につけることができるアンクレット

今年の夏は足元を少し華やかに

 

彼が手掛ける作品のどこに惹かれるのか

もしかすると、彼がネイティブアメリカンではないという点かもしれません

白人でありながらネイティブアメリカンの文化に共感したRheetは

ナバホ族の巨匠、Howard Nelsonに教えを請い、自らもジュエリー制作を始めました

 

彼の作品を観察すると、狭い範囲の中に細かなスタンプを打てる技術がありながらも

細かなロウ付けの部分など、荒さの残る仕上げに気が付きます

というのも彼は、趣味のハンティング中に起きた銃の暴発により、指を欠損しているのです

 

それでもジュエリー制作という道を選び

その文化を大切にしていきたいという彼の想いには、共感するものがあります

ちなみに彼のホールマークには、皮肉も込めて指の欠けた手のひらが刻まれています

 

 

 

 

 

 

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WALTZING MATILDAのサンダル、Rheet Lewisのジュエリー

どちらにも根底に流れていると感じるのは、『アメリカの広大さ』です

様々な人種や文化が混ざり合い、その中で自分が大切にする1つのことを追求する

アメリカ人でありながら、アメリカ人(ネイティブ)ではない

それでも今のアメリカの文化を作ってきたのが彼らです

 

今回ご用意させていただいた2つのアイテムに関しては

背景にある大きな物語に思いを馳せながら、手に取ってみて下さい

 

 

 

 

 

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05.03 (Fri) On Sale

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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